- 2008年4月28日 21:53
- 子供
離任式がこんなに悲しいというのは
大人になってから。
ある先生が以前、話していたけど
子供は、常に前に前に、前を見て進んでいる。
いくら今の環境に馴染んでいたとしても、
新しい環境(先生は友達)に
驚くほど早く順応するもの。
それは、とても喜ぶべきこと。
それをよくご承知なのか、幼稚園の先生方は
お別れのとき、あまり感傷的な態度はとらず、
どちらかというと笑顔でお別れ!してくださいます。
(→卒園した子供達の寄せ書き☆)
巣立っていく子供達に思い入れはあるだろうけど。
ベテランの先生になるにつれてそんな気がします。
これまで何度となく、別れの悲しみを味わっているからこそ、
次は新しい子供達に目を向けようと、
気持ちの切り替えを上手く行っているんだろうな?・・・・。
四国の幼稚園で年少クラスの最後の日、お若い担任の先生が、涙涙で、
ごあいさつもままならなかったのも、またとってもストレートで、
当時初めて幼稚園に長男を預けた私としては、かなり感動しました。(ほとんどのママ達がもらい泣き)
ベテランの先生も、若い先生も、子供を思ってくれる気持ちは一緒で
それぞれに独自の哲学があって、日々の保育を進めているのだなと、
先生方を知れば知るほど、実感しています。
長男と次男それぞれの担任をしてくださり、去年も三男とは別のクラスではあったものの、
いろいろと気にかけてくださった、我が家にとっては代表的先生がこのたび異動。
こちらの幼稚園には7年お勤めでした。(区立なので、異動があるわけです)
ご自身も三人息子さんのお母さん。
とても、サバサバと、元気で、幼稚園の先生にありがちな
笑顔でやさしく、可愛い話し方で・・・・というのとは無縁。
てきぱき。
怒るときも容赦しない。
親にも遠慮せず、悪いことは悪いと言ってくださる。(ここポイント!!)
子供達それぞれの個性は見抜き、良い部分をのばそうと、自然に促してくださる。
正直、初めて受け持たれたときは、
かなり腰が引けていた私。
下手なこと出来ないな・・・・・と。
でも、子供達にとっては、特に怖いということは無いようで、
かなりのびのびと幼稚園を過ごさせていただいてました。
愛情があればこその接し方・・・・というのを子供達もわかっていたんだと思う。
この幼稚園での
一番大きな収穫は、とにかく友達同士の係わり合いを実体験として学べたことだと思う。
小学校に入っても、幼稚園の友達同士はずっと仲が良いし、新しい友達ともそれ以上に
楽しんでいるし。
大人があまりあれこれ、手出し、口出しせず、子供達を自由に遊ばせていることがが多い園ならではの
成果ではないかなと、最近特に感謝しています。
私の幼稚園時代を振り返ると(昔すぎだけど・・・・)
正直、あまり友達と楽しく遊んだ記憶がない。
確かに先生は優しかったけど。
絵を描けと言われて描いて、
走れと言われて走って、
食べろと言われて食べて・・・・。
いつも決まった席に座って、言われたことをやって、
子供心に、「私って、なんでこんなに、絵が下手なんだろ・・・・」とか
「水疱瘡のおかげで、プールに入らないで済んで、ラッキー・・・・」とか
「お泊り保育なんて、やってらんね?・・・・」とか・・・・思い出す。
で、
いつの間にか卒園・・・・・。
5月生まれということもあってか、
割りに身体が大きく風邪も引かなかったため、健康優良児とかに選ばれ、表彰されたり、
バトンのメンバーに選ばれたり、全くこちらの思惑とは違う部分で周りが盛り上がって。
自分では何の楽しいこともなく、早くここから出たいな?・・・・としか思ってなかった。
なんだか幼稚園談義になってきましたが、
いろいろと教育的なプログラムが充実し、人気の幼稚園もありますが、
(体操、英語、音楽、計算・・・等など・・・・・)
私としては、幼稚園は、小学校に行く前に、先生と自分達の関係を知り、友達との交わり方を
遊びや、行事を通して学び、心身を鍛える。それで充分だと思うな?・・・・・。
別に幼稚園で ABC・・・・とか、覚えてこなくてもいいんじゃないかな・・・・・・・と。
世間知らずなだけかもしれないけど・・・・。
でも世間知らずの方が楽だし・・・・・。
ま、いいや、私は・・・。
かなりずれたけど、
先生、出来ることならまた数年後戻ってきて、娘の担任になってください?
♪私がお箏を教えています→小林真由子琴教室のご案内♪
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