生田流箏曲(そうきょく)の楽譜といっても、
作曲者によって、表記方法が異なります。
自分ではあたりまえのように、読んでいる楽譜でも
そのタイプの表記方法の楽譜が初めての方にとっては、???という部分も多いと思います。
といっても細かな奏法以外はほぼ統一されているので、
すぐ慣れてしまいますし、勘も効く様になります。
生徒さんに時々、質問していただき
答えますが(それはあたりまえですが・・・・笑)
そういえば、どうして、表記方法が違うんだろう??
真剣に考えたことがないな・・・・。
それぞれの会によって、より自然に、そして、合理的に・・・という思いから、
長年の間に現在の形に出来上がっていったのだとおもいますが。
詳しく知ってみたい気がします。(詳しく知ってらっしゃる方はぜひ教えてください?)
こちらは、初めて箏をはじめる方や、以前ご経験があり、再スタートする方の
基本練習に使っている楽譜。
他にもいくつかありますが、
右から沢井箏曲院のもの、宮城道雄氏のもの、野村正峰氏のもの♪
箏にはいわゆる、ピアノの「バイエル」のような、これぞ!!というものが無いので、
箏の先生は、考え方等により、いろんなタイプの初期用の楽譜を使っているようです。
他にもいろいろな種類の楽譜が公刊されているので、
こまめにチェックしていきたいな?と。
ちなみに、長男は一恵先生オリジナルの「指の練習」という手書きの
楽譜を最初に使用していました。
公刊されるといいのにな?とひそかに期待しています
さて、30周年のとき、夫氏が表彰式でいただいたお花。
しばらく、こんなかんじで飾っていました。
やはり、お花は和みます
うふふ楽譜ですね。
私、大学の学部と院でテーマにしておりましたのよ。
楽譜の需要は江戸時代からあり、一般的に「楽譜」と認識されるレベルの物は2?3種類あったみたい。
そのうちの一つが発展したのが、大日本家庭音楽会で使っている記譜方ですね。
正派は洋楽の数字譜の形式を改良した記譜方を確立しましたが、これは山田の横書き譜と互換性があります。
尺八の都山譜も考え方はおなじです。
その他に、5線譜からヒントを得た十三線譜と、その改良版なんかもあります。
明治から昭和にかけて沢山の記譜方が考案されたらしく、国会図書館にいくと、読み方の分からない楽譜がいっぱい。
ところで私は一恵先生に習い始めた頃、普段の練習の前に弾きなさいと「指の練習」を渡されました。最初の一年は必ず最初の30分?60分はまじめにやっていました。おかげで筋肉がバランスよくついて、指の制御がしやすくなり、年齢の割に安定して引けるようになったよ。長男・次男君?「指の練習」は頑張った方が良いよ?。でもパターン練習は飽きるからね。そこでテトラコルドを利用しつつ(この原理を使うと色々な音階が楽しめるのだ)転調し、気分を変えてたなぁ。たまにジプシー音階バージョンもやったよ
(初コメです)
先生、こんにちは!
昨日もレッスンありがとうございました♪
お花はやっぱりいいですよね?。
楽譜をはじめてみた時は、漢字の羅列に「何これ??」と思いました。
最近、箏のCDの曲を聴いているうちに、その楽譜も見てみたくなってきてます。
あんな長い曲が楽譜になると、どんな風になるんだろう?
面白そうです★
ゆうこちゃん
わ?!!!さすが?!!!!奥が深いね?!!!!
一般に公刊されている楽譜のほかにも、いろいろな種類のものがあるんですね?。
今度、講習会ひらいてもらいたいです。本気で。
昔は口伝でしか習うことはできなかったことを考えると、楽譜って、本当にありがたい存在ですよね。
一冊一冊が宝物だな?と、ますます実感しちゃいました。
指の練習は、うん、本当にいつになっても大事だとおもいます。
自分の苦手な奏法としっかり向き合う時間でもあったり。
でも、なかなか・・・・・・省略してしまうのよね・・・・笑・・・・いけないいけない。
由香里さん
初コメントありがとうございます!!!
昨日は、お仕事お休みの中、レッスンお疲れ様でした☆
やはり、初めて箏の楽譜をご覧になったときは???だったかと思いますが、
今では、すっかり慣れてきましたよね☆☆
箏のCDを手にするようになったりと、これまでと全く違った現象(?笑)が続いている今日この頃
かと思いますが、
何事にも前向きで積極的で、楽しんで箏と接してくださって本当に嬉しく思っています。
CDに収録されていた曲も、ぜひぜひいつか弾きましょうね!!