いよいよ本番当日。
ゲネプロではマイク調整、照明や舞台配置等の最終確認をしてくださっている中で
演奏の確認。
自分たちではいったい客席にどのように音が届いているのか
見えているのか、わからないのですが、
終了後の写真を見て、幻想的な照明にうっとり。
段差のある演奏スペースも
いつもとちょっと異なる気分でとても新鮮。
1箏のあじゅとはけっこう距離が離れていますが、若干見える手のうごきや
モニターの音を頼りに、合奏。
これもドキドキですが、その分集中力を高め、より周りの音を聴く感覚も高まり
4人の息をあわせることができるようにも思いました。
昼食にはお弁当ではなく、
スタッフの方の手作りのお惣菜も含む
ビュッフェ形式のランチ。
あたたかみがあって、とても美味しくいただきました。
さて、本番、梶さんは第一部で朗読の方達のとなりで演奏をするという場面もあって大忙し。
1部2部とお着物も変化。
本当にいろいろな役割のある今回の梶さんでしたが、大変さを全く顔にださず、つねに元気に面白く余裕のある
様子に、「なんてすごいんだ〜〜〜〜」と改めてリーダー梶さんの大物ぶりに驚きっぱなしでした!
第二部で、私たちの演奏。
17弦梶さんは紫の上の役割。
明石の君の美子先生の琵琶との独奏のやりとりは
気迫に満ちて、魂のこもった音に鳥肌たつ場面が多数。
明石の女御と女三の宮の役割であったあじゅとまゆ。
17弦と琵琶の演奏の間にデュオパートがあるのですが、
平調子というおなじみの調弦でありながら、
旋律もスーッと入りやすいものでありながら、
とても新しいかんじがして、指使いは難しいのですが
弾いていて、実にその時代にタイムスリップするような雅な調べ
・・・・とても不思議な感覚でした。
第一部、第二部と源氏物語に関するトークがあり、
敷居の高そうな古典文学に誰でも身近に入り込みやすいように
とてもわかりやすくおはなししてらっしゃる先生方、
私も確実に「源氏物語」にひきこまれております(^^)
数年前、途中まで読んで挫折しておりますが・・・^^;
再挑戦!!します!!
子供たちのバレエも雅楽に合わせた踊りということで、普段の踊りとは
テンポからリズムからまったく異なることへの挑戦だったそうで、
先生のご苦労や子供たちの努力は相当なものだったと思われます。
お衣装をつくられた方のお話も印象的でした!(それは打ち上げの記事でまた後ほど・・・・・(^^)
たくさんのスタッフの皆様に支えられて
ひとつのステージがつくりあげられているということ、
今回は特にこのことを強く感じました。
その方達の思いを受けて、演奏を頑張るという当然のことではありますが、
そんなことをいろいろと考えながらすごしていた2日間でもありました。
濃密・・・・・・。
続く・・・・・。