箏という楽器は、
糸が切れたら、糸を締め直さないといけないわけですが、
自分でできれば簡単、経済的ではありますが、
それは、かなり、相当、ものすご〜〜〜く、大変なこと。
私も、超超ゆるく締めることはできますが、演奏に耐えうるかというとまるでダメ。
本気でちゃんと練習して経験していけば、なんとか演奏できる位の締め方にはできるのでしょうけど、
なかなかできずにおりまして、いつも箏屋さんにお任せです。
とはいっても、最低限、締め方等を勉強してみることは、
それがどれほど大変な作業であるかということを知る意味でも、良い体験にはなると思います。
さて、それはそれとして・・・
糸締めをするタイミングというのは、
人によって、実に異なります。
つまり糸が切れたら(切れる前に締め直すこともたくさんありますが。本番前とか・・ゆるんできたので、きつくしてもらうとか)
締め直さざるをえないので、
今回は、糸が切れたら・・・・ということを想定しての話ですが。
糸が切れたら、糸締めのケースとしては、数通りあるのですが、
一般的には
「天地」
または
「新糸(あらいと)を貼り直す」
という方法があります。
「天地」というのは、
今使っている糸の左右を交換して、締め直す場合。
この場合、糸代はかからないので、作業賃のみかかります。
相場は5,000円〜6,7千円でしょうか。
(消費税や、足台のこともいろいろとあるので、そのあたりは、お店により異なります)
「天地済み」の楽器については、
新しい糸をつけないといけないので、
その糸の料金もかかりますので、
相場としては15,000円〜20,000円位でしょうか。
(これも、糸の種類、質によっても違うし、やはり足台、消費税の関係もあるので、それぞれのお店で異なるでしょう)
仕事として箏をしている人は
おそらく自分の楽器の糸というのは、実に頻繁に切れるので
(もし1面だけ使っていたら、1,2ヶ月で切れるでしょう)
きっと年に何万円も糸締め代というのはかかります。
教室のように毎日、何名もお稽古・・・・ということになると、
年に数十万円はかかります。
ってこれは、特別なケースとして置いておくとして・・・・
一般的に、習い事として、続けている場合・・・・
半年〜1年位で切れる方は、教室でも増えてきています。
これは、かなり練習をしている場合。
そして、強いタッチで弾いている場合・・・・かと思います。
そうすると・・・・非常に大雑把な計算ではありますが、
2年で、平均3回糸締めをお願いするとして・・・・
最初天地して・・・その後、新糸にして・・・・その後天地・・・・というケースの場合
6,000円プラス16000千円プラス6000円。
トータル28,000円。
2年でこれくらいか〜〜〜とイメージすると・・・・・
月1000円を糸締め貯金してみる。
う〜〜〜む、4000円足りないけど、笑。
ボーナスづきは2000円貯金するとぴったり??笑。
糸締めというのは、欠かせないこととはいえ、
突然切れたり、忘れたころに切れたりするので、
なんとなく、突然の出費という感覚になるとおもうのですが、
日々、蓄えるというか、1年にどれくらいかかるかな〜〜〜とイメージしておくと、
ちょっと気持ちが楽になるかもしれません。
ちなみに、お三味線の話ですが
三の糸はしょっちゅう切れます。
でも、自分でつけかえるので、作業賃はかかりません。
なので、一見、経済的かな〜〜〜と思うかもしれないのですが、
下手すると1日練習しただけでも切れるので、
ま〜〜〜3日もつと考えるとして。
1本約100円。
1ヶ月で10本。つまり1000円がかかります。
とすると、箏の糸締め貯金と同じか〜〜〜〜
そんなことを、今日は朝風呂に入りながらひとりで計算していたのでした、笑。
つまり、箏も三味線もかかる費用はあまりかわらないか〜〜〜。
ところで、先日でてきたクラリネットの話題。
新しいリードが届きました!!
憧れていたバンドレーンというメーカーのもの。
10枚入って2800円でした。
1枚約300円。
さて、1枚いったいどれくらいもつのだろう??
当時のことを忘れてしまいました。
ただ、はりきって使ってみたら、子供たちもやりたいやりたい〜〜〜と
吹き始めて・・・・
夜片付けようと思ったら、
なんと、さっそくリードの先がボロボロ!!!
(いったいどんな吹き方〜〜〜??笑)
プロは数日で一枚なのだろうか??
いや、意外に一週間もつのだろうか??
わかりませんが、
洋楽器の維持費というのも気になる今日この頃でした。
ピアノについては、調律・・・・というのは、やはり大きなメンテナンスなのでしょうか。
いろいろ調べると、すごくおもしろそう!