プログラム9番・・・・
市川慎、山野安珠美、小林真由子
17弦三重奏でした。
伊福部昭作曲 箜篌歌(くごか)
ステージに立つまでにいろいろとありましたが、
演奏させていただくことができて、本当によかったと思いました。
3人ともこれまでにないピンチを迎えながらの準備でありましたた。
もっともっと時間をかけて、じっくり、取り組みたい、取り組むべき、
本当に難しく、そしてとてつもなく美しい曲。
本番での演奏内容にも反省は尽きません。
15分位ある曲を半分の長さにして演奏したわけですが、
いつか全曲を演奏したい、しようと心から思いました。
本番一週間前の通しリハーサル。
この日が3人での演奏をはじめて一恵先生に聞いていただくという、
なんとも恐ろしい流れとなってしまったわけでしたが・・・・
先生は朝早くから何度か聞いてくださり、
的確なアドバイスをさくさくっと下さり、
そして、私たちの事情をご存知だからこそ・・・というわけではありますが、
3人でステージで演奏する決心をしたことをとても喜んでくださいました。
完成度がどうこうということは別として
3人でしかこういう表現はできない!と・・・・
荒削りではありましたが、よくなる可能性をすぐに見出してくださり、
本番へむけて、さらにあきらめずに頑張ろうという気持ちにさせてくださいました。
本番の演奏ではいろいろなことがあり、
やはり・・・・急ピッチで曲を仕上げることの無謀さ・・・というものを
嫌というほど実感したわけですが、
それでも、3人で演奏できたことのうれしさのほうがずっと優っていました。
こんな感覚になれたは、これまでに無かった事かもしれません。
何かを乗り越えたかもしれない・・・・
そう思えた瞬間でもありました。
そして、会場にいらっしゃる方達が応援してくださっている空気というものも
感じました。
箏仲間が会場に聴きにきてくれていましたが、
とっても丁寧な感想を送ってくださいました。
3人がステージに登場したとき、
演奏前にお辞儀していないのに、
拍手がわき起こった・・・・と。
それだけ、期待されて、
楽しみにしてくだっていたお客様が沢山いらしたということ・・・・
その方達のためにも
やはり、ステージに立たせていただけて、
いっぱいいっぱいの状況ではありつつも
演奏させていただくことができて、
内容云々・・・・悔しさはたくさんありますが、
今の自分達をみていただくことができたこと
本当によかったと思いました。
長い期間、応援してくださっている方達や
私たちの演奏を楽しみにしてくださる仲間がいること・・・
そのことも改めて実感しました。
夫氏も・・・・実に珍しく・・・・
3人の演奏・・・・・よかったよ・・・・とポツリ。
いろんな意味が込められていると思いますが・・・・。
彼も、ずっと螺鈿隊の演奏を間近で聞いてきた人なので・・・・
3人で演奏している様子自体から何か感じたのかもしれません。
あじゅ、しんくん・・・・・
そして調弦をとってくれたかじ〜〜〜!!!
(見事な調弦でした!!)
本当にありがとう!!
仲間って・・・・・・最高です!!