後半は特に流れの確認すらないまま・・・・・
気づくと、キーボードと打楽器のセッションがはじまってたという・・・・・・
あとから聞くと、それは二人の作戦だったらしい・・・・笑。
いきなり二人の音が鳴り始めて・・・・
他の演者が焦る・・・・・焦らせよう・・・・・というおちゃめな発想!!笑。
でも、少し離れた和室にいた私たち・・・
あ〜〜〜はじまったね〜〜〜〜くらい、のんびりと構えていまして・・・・
しばらく二人に続けてもらおう
なんて、焦るどころか、落ち着いてしまったという・・・
そんな話を打ち上げでして、また大いに盛り上がったり・・・・
というのは裏話でございますが・・・
数分後に私たちも入場しまして・・・・
もちろん、今度は13弦のもとへ。
17弦の時も何度か転調しましたが・・・・・・
13弦ではさらに多くの転調を試みました。
箏とういう楽器の不便さと便利さ、調弦については、
普段、どちらもかんじますが、
今回のセッションでは・・・・
あ〜〜〜便利かもしれない・・・・
と思うことができました。
演奏内容はもちろん自由ではありますが、
まとはずれなチューニングではやっぱり一体感は生まれない。
キーボードの雰囲気に合わせてみたり、
逆におもいきり和の音並びにしてみるところに
キーボードが雰囲気を載せてくれたり・・・・
その駆け引きというのも、実におもしろく、
調弦がいかに要となってくるかということも実感。
今回は途中チューナーは使わずに、音を調整しました。
なんとなくの目印を糸につけてはいたものの、
やはり演奏中はかなり力もはいり
柱がどんどん動いているということもあり、
ほぼ・・印は目安にしかなりませんでしたね・・・・・笑。
マイクを使用したにもかかわらず、
柱が2個もはずれるという、自分の力み具合・・・・・(*´∀`*)
めずらしく、爪も一度外れましたが、
これだけ力いれて演奏しても、それくらいで済んだのがむしろ驚きかも・・・・・。
(当の本人は力んでるつもりなかったのですが・・・・
力入っていたのでしょう・・・・・)
即興とはいっても、
前衛的なことをしようとは思っていないし
できるとも思っていないし
箏でこんなこともできるの??!!
と思われるようなことをするつもりはまったくありませんでした。
いくつか用意していた小物も結局使わずに終わりました。
それはもしかしたら自分のスタイルなのかもしれません・・・
今まで気づきませんでしたが。
楽器そのものについては・・
あまり箏という楽器を知らない方達の前で演奏するに当たっても
そして、石井さんや駿君たちとご一緒させていただくにあたっても、
自分の中で、妥協しない楽器を選ぼうとは思いました。
がっつり締めた糸。
自分自身も心して向き合わないと負けてしまう楽器。
響きやすい楽器ではなくて、
芯まで到達すれば良い音になるであろう楽器。
後半ではダンサーの動きをさらによく感じ取れる位置でもありました。
魂の舞・・・・表情・・・・
やわらいかな動きから、どこまでも切れ味の良い迫力の動き。
楽器も全身で演奏するわけではありますが・・・・
踊り・・・・・といのは文字通りそうであって
指の先から・・・足の先まで・・・・
頭のてっぺんから、神経をはりめぐらせて・・・
瞬間瞬間が完成されたアートになっていなければいけない・・・・
どの形もさまになっていなければいけない・・・・
どれほどの努力、経験、そして集中力の結晶だろうか。
さて、終わり方のうち合わせも全くなかったのですが・・・・
最後、箏はひとり残されました・・・笑。
この言い方はおかしいですが・・・・笑。
ドラムの駿くんが、なぜか会場を後にしてしまい・・・・(後から聞いたら、お寺の鐘をならしに外に出たそうです!!)
キーボードも音が消え・・・
箏の音色だけが残り・・・・
その時間は長かったような短かったような・・・・・
キーボードをやめた石井さんが今度は、打楽器で効果音を入れてくれて
そこへ、なんと、再びお経が入ってくださるという・・・・
こんな終わり方なんだ〜〜〜〜(というか、自分もそうした張本人ではありますが、笑。)
と終わってはじめて知る。
即興なので、そりゃそうですが、笑。
知ってたらかなり怖かったな・・・・
知らないということは、やっぱり大事だ!!笑。
終演後の石井さんのご挨拶もとっても人間味があって素敵でした!
日頃違うジャンルで音楽をしている者どうしが、一緒に音楽を作るとき・・・・
どちらかのジャンルに寄せて合わせるということが、
例えば洋楽器や和楽器でのコラボでよくあることではあるのですが、
(例えば・・・・箏の曲に・・・・洋楽器で入っていただく・・・・
逆に・・・・ポピュラー曲を箏と洋楽器で弾く・・・・・・クラシックをあえて和楽器で演奏してみる・・・・)
今回の即興というのは、
まるで違う・・・
ジャンルを超えて、楽器を超えて、なにかをつくりあげる・・・・
そんなシーンの中にいれたこと、ものすごく光栄でありました。
確実に新しい自分の一歩となった気もいたします。
ところで、今回のライブでもかんじたのは、
やっぱり・・・・何をするにしても・・・
人と人
大好きな方たちに囲まれて
気持ちの良い方たちに囲まれて
あたたかいお客様に囲まれて
人と人とのかかわりがいかに重要か・・・・
本当に居心地の良いメンバー。
こういうメンバーに出会えたこと・・・・
ほんと、箏やってきてよかった〜〜〜〜!!!!
あ〜〜〜結局はその一言に尽きてしまう・・・・・・。
新年度もがんばれそうです!!