さて、今回のプログラムは以下のとおりでした。
1、合奏用練習曲第三番(久本玄智作曲)
2、おわら節(胡弓独奏)
3、風の歌(沢井忠夫作曲)
4、アメージンググレース(木場さんアレンジ)
5、みだれ(八橋検校作曲)
6、夜の歌(久本玄智作曲)
7、あの雲のむこうに(木場さん作曲)
8、赤の彩り(沢井比河流作曲)
アンコールは、映画「タイタニック」の主題歌「My heart will go on」(高橋久美子編曲)
多くの曲は3人での演奏でしたが、
1番は箏の二人のみ。
風の歌は胡弓と私。
夜の歌は胡弓と久本さん。
そいうデュオでの演奏もありました。
木場さんのソロもありました!!
木場さんの曲、久本作品、沢井作品をもちより、皆で演奏したのですが、
木場さんの曲以外は、もともと尺八や三味線用の曲なのですが、
いずれも、木場さんにとっては、楽譜もあるようなないような・・・・・
というかんじで、胡弓用に書き直す作業も大変だったと思います。
今回私にとって、本番で演奏したことがあるのは、「赤の彩り」だけでした。
初めてステージに上げる曲というのは、曲の難易度にかかわらず、
2度目、3度目・・・の曲に比べて、ハードルが高いもので・・・・。
同じ曲をなんども本番で演奏する・・・・
ということの大事さも実感している今日この頃です。
そして、何度か本番で弾くと、あ・・・・この曲はあまり私には向いていないんだな・・・とか、
あれ・・・・意外に、私にむいているのかもしれない・・・・と
練習の時には気づかなかった意外な発見があったりするのです。
みだれは、本手パートについては、これまでも何度も本番で弾いていますが、
替手・・・・というのは初めてでした。
古典曲は現代曲に比べて、身体に染み付くのに時間がかかるので、
今回、急にこの曲を合奏でやることが決まり、
かなり焦ったのでした・・・・・。手が難しいということではなくて、
体に馴染ませる・・・・
それは、一朝一夕にはいくものではなくて、
ある程度の期間も必要だと思っています。
そういう意味で、弾けるは弾けるけど・・・・馴染んでないなあ・・・・・トホホ・・・・・
やっぱり、有名所の曲は両パート、ちゃんとやっておかなければいけないな・・・・
ということも実感、涙。
「風の歌」もしかり・・・・。
20年位前に、何度か、レッスンは受けているものの、本番演奏は経験なし。
つまり、当時も、レッスンのみということで、
とことんこの曲の練習に励んだ・・ということはなく・・・・。
レッスンでなんとなく・・・・というところで、消化不良で終わってしまっていたのでした。
ですが、胡弓に合う、沢井曲・・・と考えたとき、真っ先に浮かんだのがこの曲。
それも、最初のリハの時に(本番1ヶ月前くらい)、急遽やることに決まり・・・・
これも勉強のため・・・・・と、けっこう自分で自分を追い込んでしまったわけでございます、笑。
いずれの曲も、あわててではありますが、一恵先生に20年ぶりにレッスンみていただきました。
やはり、当時とはまた全然違った発見があり、
もっともっと奥深いことを改めて実感して、
ほんとうに目からウロコ以外の何者でもありませんでした。
先生のレッスンを受けると、とたんに曲が明瞭となり、
大事なポイントが明確となり、
自分に足りない部分も恐ろしいほどあからさまになり・・・・
そして、なにより、気持ちが楽になります。
一恵先生のレッスンを受けたという安心感も相当なものではありますが、
その後の練習がとってもやりやすくなるのです。
木場さんの作品、久本作品については、とにかく、彼らの音、呼吸を感じて・・・・
と自分に言い聞かせつつも・・・・・でも、半分以上は自分の演奏に必死で、
周りに神経を十分に行き届かせるという余裕はなかった・・・・涙。とっても悔しい限りです。
もっともっと合奏の醍醐味を楽しみながら演奏するには、やはり、余裕が必要だな〜〜〜って・・・・。
とはいいましても、
なんとか、全8曲をライブでご披露することが出来まして、反省はもちろんもちろん、尽きないのですが、
やっぱりやって良かったな〜〜〜!!!と思います。
今回、教室の生徒さんはじめ、箏を弾いているお客様も多数いらっしゃいましたが
あまり、普段、聞くことのない組みわせでのトリオということで、
おもしろい発見がたくさんあったかと思います。(よくもわるくも・・・・(*´∀`))
気軽に、そして、身近に、こういった体感をしていただけたら・・・・
と思っていましたので、それが、実現できてよかったな〜〜〜。
お客様には大きな拍手で盛り上げていただいたり、
つたないMCにもニコニコと反応していただいたり、(私がつたないだけで・・・・他の二人は慣れてらっしゃいます〜〜〜!!)
たくさんのありがたいご感想をいただいたり、
そのおかげで、また次にむかおう〜!!という気持ちになります。
本当にありがとうございました。
このトリオでの次回以降のステージについては、まだ何も決まっていませんが、
年に一度くらいは、何かできるかな〜〜〜〜と、ゆる〜〜〜く考えております。
その時は、また、ぜひぜひ応援していただけましたら、ありがたいです。
さて、次の本番は・・・・・ストリート演奏です〜〜〜〜。それも切羽詰まっていますわ〜〜〜〜。
どうして、こういつもいつも切羽詰っているのか・・・・わたし・・・・笑。