オペラシティーのリサイタルホール。
江戸信吾さんの作品演奏会に行ってまいりました。
おめあては、山野安珠美さんがソロで演奏する初演の曲でありますが、
もちろん、他の曲も、非常に楽しみに!!
江戸信吾さんは、箏演奏家でもあり、作曲家でもあり、
素晴らしい作品をたくさん生み出しています。
螺鈿隊が唯一関わったCD「RAIJIN」は
彼の作品集。
今回は3曲の初演。
その中の一曲があじゅちゃんが担当した独奏曲でした。
リサイタルホールは完全生音!!
お客さん満席ですごい熱気!!
出演者は錚々たるメンバー!!
尺八は藤原道山さんも!
沢井の西さん、丸田さんも!!そして、会は違うけど、お友達の、池上あさかちゃんも!!
これは、みないと、きかないと、すごく損!!
みた人はすごく得!!笑!!
心からそう思うえる素晴らしい演奏会でした。
あじゅ、すご〜〜く気合い入ってました!!
今度の曲、難しいんだ。暗譜もやりにくい〜〜〜〜って話していましたが、
曲に取り組む意欲、最初の音を出す瞬間に伝わってきました。
難しい曲ほど、彼女は、いつも楽しそうに練習するし、本番でも披露する!!
そんな彼女にぴったりの、難しいのだけど、(超絶すぎて・・・彼女以外に弾ける人いないかもって思った)
美しく、かっこいい曲でした!
彼女の音はいつも良い音ですが、
今回はさらにそう感じました。
彼女自身が作り出すおともいいものですが、
今回は、楽器も大正解のものを選んでいたと思いました!
とにかく会場の響にとてもあっていて、
彼女本来の音がストレートに美しく、はりがあり、力強く、伝わってきて、ほんと嬉しかった!!
そして、今回彼女が着たドレスは、お母様のドレスをリメイクしたものでした。
初めてみた衣装でしたが、ほんと美しかった!(そして、可愛かった!)
シックなグリーン。
上は体にフィットしていて、
ウエストキュッと!!
今まで彼女が着た衣装のなかでも、私は特に好きだな〜〜と思いました。
さて、素晴らしい演奏だったのにもかかわらず、彼女にとっては、納得が行かなかった部分もあったみたいで、
これも実力だわ・・・またがんばる・・・なんて話していましたが。
どこまでストイックなんだろうか。
そんな彼女を仲間にもっていることの嬉しさをまた実感したのでした。
さて、西さんソロの最後の大合奏曲。
これは、西さんのリサイタルの時に聞いて感動したのですが、
また聞けるなて!!
その時とは、また全然違うメンバーでの演奏!!
圧巻なはずに決まっていますが、
やはり、お世辞じゃなく(笑)ほんとにほんとに、
箏・尺八での圧巻というのはこういう演奏のことだ〜!
と言い切れます!
あ〜〜〜西さん・・・・西さん・・・西さん・・・・・。
その柔らかく穏やかな表情と裏腹に、
気迫に満ちた音、演奏。
いつも感じるのは、音を出す寸前にちらりと見える
気の入れ方・・・・。
さあ〜いくぞ!みたいなかんじが、ほんとにさりげなくなのだけど、
彼女の中から沸き起こってきて、それを待って、
ここだ!という瞬間に出す音。
いつもゾクゾク鳥肌たちます。
あじゅの音とはまた違った、西さんの音。
ほんとに素晴らしかったですし、
江戸さんがとことん信頼を西さんに寄せる理由もさらにわかったのでした!
尺八も、道山さんの他にも、田辺せんせい、そしてお嬢様で、現在大活躍中の若手尺八演奏家の
田辺恵山さん、そして、長谷川将山さん!!
長谷川くんの演奏に、間に合わなかったのが残念でした・・・・・涙。
田辺さんはとってもお若いのですが、
「さくらスケルツォ」という曲では、
西さん、丸田さん、あさかちゃんというものすごいメンバーの中で、
物怖じせずに、自分らしい音、演奏を繰り広げていました。
お父様の田辺先生に通じる演奏で、
これから、ますます楽しみですし、どんどん活躍していくのだろうと。
そして、17弦を今回の演奏会で終始担当していたあさかちゃん。
彼女は、むかしから、とにかく、17弦をこよなく愛し、研究し、進化しつづけている演奏家!
2度、彼女の17弦リサイタルに行きましたが、
今回、さらに素晴らしい音になっていることから目が離せませんでした!!
17弦を勉強している人は、彼女の演奏をぜひ聞いていただきたい!
さて、この曲での西さん、丸田さんの演奏を聞いていて・・・・
あ〜〜〜私、ほんとに沢井箏曲院にいて、よかった〜〜〜涙。
って心から思った。
わたしは、その沢井の良さをちゃんと表現できてるのだろうか・・・
生徒さんたちに、ちょっとでも伝えられているのだろうか・・・・
自分を省みる時間でもありました。
あじゅも、にしさんも、丸田さんも、
音色は違うし、表現方法も違うし、動きも違う・・・・
でも、芯に通っている沢井魂がやっぱり同じで、
とにかく、かっこいい・・・・涙。
いや〜〜〜ほんとにかっこいいんですよ・・・涙。
あ〜〜〜思い出すだけで泣けてくる。
なんで、あんなにかっこいいんだろうか・・・・。
あ〜〜〜そして、また自分を反省なのですが・・・・。
江戸さんは、終始、うれしそうで、かわいらしくて(なんか変な表現かもしれないけど、
かわいらしいのです〜〜。
すごい方ほど、謙虚でかわいらしい・・・・・のを地でいっているかんじでございます?)
また江戸さんの曲弾きたいな〜〜!!
楽屋に寄ろうかな・・・とも思ったのですが・・・
受付に皆への贈り物を預けて、
なんとなく今回は余韻残ったまま素早く会場を後にしました。
あ〜〜〜〜表面的なきれいさとか、
なんか、かっこいいことやってる風・・・とか、
そういうのって、やっぱりやだ!!!
これですよ、これ!!
どこまでもストイックに、だからこそ、どこまでも楽しめる!!
本当の強さとか、本当の真面目さとか・・・・
やっぱりそれだ!!
生ぬるくならないように・・・・しよう!!!
幸せな時間を本当にありがとうございました!!