先生、今日は気分転換に三味線のレッスンしたいです〜!!
と小六の男の子、笑。
「気分転換に」というのが、すごくおもしろいし、すごく素直な気持ちなんだろうな〜〜〜と
伝わってくる。
正式に三味線のレッスンをスタートしたわけではなくて、
一年くらい前に、ちょこっと箏レッスンの中で、触ったりしたのですが、
その後は、ずっと箏のみでした。
で、今回、急に思い出したかのようにやってみたいと思ったのでしょう。
一年ぶりに持つ感じは、
体も大きくなっているせいか、
ずっと触っていなかったとは思えないくらい、
なんだか、安定していて
撥を持つ手もあまり大変そうではなくなっていました。
楽器と体の関係というのは
実は大事なことですよね。
例えばバイオリンは小さい子供は小さいものを使って・・・・
徐々にサイズをあげていくわけですが、
箏曲は3歳でも大人と同じものを使う、
(それはピアノも一緒ですけど?)
箏は自分で持ち上げて弾くわけではないので、良いとして、
三味線は自分で抱えるわけなので、あまりに小さい子供にとっては
とても扱いきれない。
時々、オーダーで、小さいものを作るかたもいらっしゃるようですが、
一般的には出回っていない。
小学校3、4年生になると、なんとか構えが、らしくできるようになってくるので
お稽古らしくなってきます。
Hくん、30分くらい弾いても、正座も問題なかったし、
他も、なんとか大丈夫そうだったので、
この調子でちょこっと軌道にのるのかもしれません。
本格的にレッスンするしないにかかわらず、
将来つづけるつづけないにかかわらず、
「気分転換」に、他の楽器にちょっと触れてみる・・・ということも
楽しいし、なにか思いがけないきっかけになる場合もありますね・・・・。
Hくんに三味線を教えることで、
なんだか自分も気分転換になったのでした!!