柏Nardis 石井彰、定村史朗、小林真由子Jazz Live 終了❣️

定村史朗、石井彰、小林真由子 第5弾Jazzライブ。
柏Nardis‼️多くのお客様、本当にありがとうございました?

本当に充実した濃厚な心から楽しく、感謝のライブとなりました?
思い出すだけでも泣けてきます・・・・。
これから、数ヶ月、公のステージがありませんが、
この熱い感覚を維持しつつ、以降の活動につなげていきたいと思っております。

 

先月のライブからまだ日は浅いですが、
アンコールも入れると4曲新しい曲がエントリー‼️

音楽ってなんだろな〜。

な〜んにも考えないで箏を弾き始めた子供の頃。
目の前のことだけに集中してきた箏。
音大は目指したものの、断念した後は
(もし合格していたら、きっと違う音楽を目指していたのだろうな)

こうなりたいとか、
活躍したい・・・・とかあったわけでもなく。

練習し、レッスン受けるのが楽しい。
少しでも力がつけば嬉しい。
孤独に、必死に弾いている、
汗かいて音だしてる実感、それが気持ち良い。
その練習の延長上に、切磋琢磨できる仲間との演奏が待っている!!
それが励みであり目標となっていた。

 

嫌なことあっても、子育てでなにやらあっても、
音だしてるときは全て忘れられる。

今も意識の半分以上はきっとそのようだ。

それが四十代も半ばになり、長男も成人し、音楽ってなんだろう。
ただ必死に弾くだけではないこと・・・
改めて、もしかすると初めて?
考え始めています。

いくらなんでも遅すぎやしないか?笑。

いやいや、やらないことには始まらない。
こんな素晴らしい人たちに囲まれて、
こんな豊かで刺激的で楽しい経験・・・
苦しかろうが、恥ずかしかろうが、やる以外にあるでしょうか。

音をだす喜び、誰かと一緒につくる喜び。


共有してもらえる喜び。

そう思えるようになったのも、
これまで、自分なりに箏と対峙してきたからなんだろうなあ、と
振り返ります。

今思うのは、とにかく、いろいろなジャンルをやってきてよかった・・
基礎をしっかり指導してもらえてよかった・・・
自分でアイディアを生み出す力を、少なからず、蓄えてこれてよかった・・・

そして、なにより・・・続けてきて本当によかった!!

親にも、師匠にも、仲間にも、これまでの環境にも
ことごとく感謝感謝であります。

石井さん、定村さんとの演奏では、箏が上手い、下手・・・
という次元ではないところでの音楽のおもしろさ、深さを実感します。

こういう感覚も初めてかもしれない。

今回、自分の中で、少し手応えあったかなと思えた曲は9曲中3曲くらいでしょうか。
一方で、その他の曲はあー頭が真っ白だったとか、
出すべき音に迷いがいっぱいだったとか。

経験や知識の不足のためというも大きいのがなんとも?
お2人の度量の大きさがなければ、
決して成立しないなあと怖くなる。

 

 ジャズでは、使うべき音は決まっていますが、
そのどれをつかうか、どうつかうか。
伴奏的に使うか、フロント的に使うかは、その時の判断。誰がメロディーを担当するか・・・というのも、
フロントが2人いるバンドの場合は、当日決まること多々。このトリオではバイオリンと箏がそれぞれフロントの役割と言えるので、
2人でメロを分けることが多い。
もちろん、時にピアノもメロを担当します。となると、あ〜〜この曲、
メロの予定だったけど、急遽伴奏になったり、その逆も。
当日、スタート前のリハで急ピッチで内容をイメージします。

特に伴奏の時はリズムをうつのか、アルペジオで流すのか、
トレモロで継続音にするのか、
ピチカート&スタッカートで素朴にしたいか・・・
その時の気分で音を出します。
自分の練習の時に、いろいろと試しますが、
当日、相手がどう出るかで、まったく違うことを試みる必要があったりします。

その場合、練習していたのとは全然違うことをやるわけなのですが、
つまり、どれくらい引き出しを持っているか、
それがいつでてもいいように訓練しておくか・・

それに尽きるのだなあと。

あとは、その瞬間瞬間の相手の音を受け取る耳、感性。

当日のリハで決まったことも
いざ、本番スタートすると、変わることも多々。

そういうこと、ものすごく鍛えられまし、ものすごく楽しい!

ところで、よく、和楽器の人の間のとり方って、すごいですよね!(主に古典曲)
と洋楽器の方達に言われます。

あのなんともいえない、間・・・・の感覚。
あれは和楽器ならでは・・・・といったような。

でも、ジャズの人たちと演奏するようになって思うのは、
彼らの間・・・というのも、まさに同じような部分が大いにある。

 

さらにいうと、和楽器の独奏での自分の中での呼吸の間・・・・というのとは、ちょっと違って、
相手を感じつつの間・・・・のとりかたの絶妙さ・・・が印象的です。

曲はメトロノーム通りにもちろん進むわけではない。
これは、邦楽も洋楽も同じだと思いますが・・・。機械ではないわけですから・・・。

まさに相手の呼吸の感覚、空気を通じ、音色が振動したのを聞き、
いよいよ次の音をだしたくなる絶妙なタイミングを双方が狙う。

バラードではものすごいグルーブとなる。

その感覚は、きっと相性もあると思うのですが、
石井さん、定村さんとは、非常にやりやすいのです。

いろいろ書くと長くなりますが、
例えば、1フレーズ何かを弾く・・・
次の1フレーズに移る時に、なにかドラマを感じます。

ほんの数秒です。具体的に何を・・ということではないのですが、
感じるのです。

箏同士の演奏でも、もちろん、そういったことを感じるますが、
種類が違うというかんじでしょうか。

どちらが好きとか嫌いとかではなくて、質感が違う感覚です。

どちらも音楽をやる上で、
非常に私にとって大事にしたいポイント。

ZingaroやLotus Blossom。

定村さんの哀愁漂う、深い音色でのメロディは鳥肌もの。
曲の美しさ、世界観を自在な音色や表現の変化で操ってしまう。

My Foolisy Heart。
石井さんにとり、大切な音楽家ビルエバンス の代表曲を演奏するのは初めて。
なんだかものすごく恐縮でドキドキ。
石井さんのピアノはとてつもない美しさで感無量?

My Foolish Heartは、やってみようか〜〜なんて話に出ていたので
楽譜は用意していたのですが、
リハではやらなかったのでした。
曲数も十分あったので、今回はやっぱり入れないのだな・・・・と思っていたら、
直前の曲順決め(スタートの30分くらい前に打ち合わせます、笑)の時、

あ〜〜〜!!My Foolish Heart 、あったよね〜!!
リハしてなかったよね〜〜!!
でも、やろうよやろうよ!!と石井さん。
真由子さん、メロ弾けるよね??

「え、まあ・・・・」
てな具合で、セカンドステージで入れることになってしまった・・・。
さすがに一度も音出ししていない曲をライブでやるのは、初めてなんではいでしょうか・・・
でも、こうなったら、楽しむしかないしな。

ということだったのでした。

この音源は、近々、アップできるかもしれません。

さて、今回、石井さんのご子息、バイオリニストの石井智大さんが飛び入りしてくれた!
定村さんのお弟子さんでもあるのです。
その師弟関係。これがまた素敵。
食事中、音楽の考え、悩み、いろいろと定村さんに話している智大さん。
うひょ〜〜〜〜という内容で、私もものすごく勉強になりました。

でも横で構わずカレーを食べ続ける彰さん!ギャップ・笑。
(きっと聞き耳はすごいたててたんだろうな〜〜〜)

一緒にすごしたり、演奏すると、
あ〜智大さんには、彰さんと同じ血が確実に通っている!と。
(あたりまえですけど、笑)

なんと音楽の度量が大きい!
本人の音楽の力のすごさはもちろん、
他者を純粋な心で聞く、理解する。

そういう大きさが半端ない、と思ったのです。
感動的でした。

ナルデイスのマスターに、
前回より、自由さが増してた!と言われたのは嬉しかった。?

続く。

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