昨日は、すごい70代の方が体験レッスンにいらした。
このところ、70代の生徒さんも増えています。
学生時代5年のご経験。
子育て落ち着いた40代から20年以上のご経験。
この10年はブランクという女性。
聞くと、どちらかの会の大師範までお免状をおとりになっている。
お免状があるからといって、本当にしっかり弾けるかどうか、
というのは微妙な場合もあるのですが、
複数の曲を一緒に弾いてみて本当にびっくり。
超正確!上手!というか、
しっかり弾けるというか。
押し手の正確さ。音の深さ。
強さ。曲の染み込み方。
同じ20年でも相当弾き込んでらしたのが、
最初の1小節でわかる。
地歌三味線も17弦もやっていたそう。
当時は、お免状にしても三弦にしても、
箏のお稽古の延長で当然やることになっていた。
そういう時代でもあるかと思いますが、
The 箏のいわゆる王道のようなお稽古をなさってきた方達とのレッスンは、
実はとっても楽く、張り合いがある。
そして実は、とっても楽な部分もあります。
何もお伝えしなくても、いろいろなことを自然とご存知、
それはなんというか・・・・
習い事としての、あるべきことがら、のようなことでしょうか。
ちょっとしたマナーだったり、
心構えだったり。
自分自身は母や父から口酸っぱく教えられ、
そして、師のところへ通いつつ、先輩方の様子を見ながら身につけていったこと。
先生ご自身は案外、遠慮なさって言わないことも多いので、
周りの方達の様子・・・・というのは本当にためになります。
数十年前(50年前?)、
箏人口が今より随分と多く、
この世界ではちょっとブームであった時代に箏を始めた方達。(母もその1人)
子育て、お仕事を終え、自分の時間を持てるようになり、再開!
ということなのでしょうか、
ご経験のある70代の方達からのお問い合わせも増えているのは、
そいういうことなのかもしれません。
私は体験レッスンの時、なるべく詳しい説明をするようにしているのですが、
例えば、発表会の参加費、勉強会の参加費等もお伝えすることもあります。
(もちろん全て自由参加)
「え〜そんなに安いんですか〜!一桁、以前と違います・・・」
「え〜〜〜お月謝は後払いなんですか〜〜〜」
「え〜〜〜毎回好きな曜日、時間が選べるんですか〜〜!」
当時と随分違う様子に驚かれます、笑?
今月は10名の体験レッスンの予約を受け付けました。
ほんとうは体験レッスン、新規受付は休止中なのですが・・・
皆様の熱意が嬉しくて・・・・?。