3年前の記事がFBにあがってきた。
2017年9月14日 大塚GRECO
私にとって、Jazzの皆様との初めてのライブ。
この頃から、箏、音楽に対する自分の中での変化がものすごい。
・それまでやってきたことは間違いではなかった。
(曲のジャンル関わらず、なるべくあらゆる方向から、自分のやるべきこと、
それなりに必死にやってきたことが、
和楽器の中にとどまらず、箏の世界にとどまらず、一般の人たち向けにとどまらず、
他ジャンルの音楽家の方たちにも、どこか通用する部分があるかもしれない、
という、まだまだあいまいだけど、そんな思えるようになってきたこと。)
・箏を続けてきて本当に良かったと思えたこと。
・可能性はどこまでもひろがるということ。
その年の春に石井彰さんと出会い、即興ステージで初上演。
その流れで、お誘いを受け、
あろうことか秋にBoysとライブ。
その後、Boysメンバーの素晴らしさを知るにつれ、
いろいろな方のJazzライブに伺うにつれ、
いろんな曲を聞くにつれ、
読むにつれ、
知るにつれ、
3年前のこの世界(日本のJazz界)について
(今でも全然わかっていませんが)あまりに何も知らなかった自分の大胆さ、
ずうずうしさ、幼さに驚き呆れてしまう。
石若さんとは当日初リハ。「イパネマの娘」のドラムが(おしゃれすぎて!)
イメージとあまりにも違い、内心パニクった思い出。
「トリステーザ」の驚きのドラムソロに呆然!ぎゃ〜〜〜〜〜っと思いつつ、無理やり、ここだ〜!とメロを入れ込んだこと、笑。
金澤さんの「春の海」に会場がどよめいた瞬間。
「翼」をベースと17弦のユニゾンで奏でた感動の心地よさ。
これ箏でどうかな〜〜と、どさ〜〜〜〜っと楽譜を送ってくださった石井彰さんの優しさ。
その後、石井彰さんとライブを続けるにあたり、
自分なりに積み重ねてきた勉強とチャレンジは気づくと、
ものすごく大きなものになっている気がする。
たった3年。いや、大きな3年。
たった一度ステージをご一緒しただけで(しかも即興の)、
今度ライブしよう!と声をかけていただいたこと、
その後、継続してライブを続けていること、
今後はバンドとして名前をつくろう、活動していこう・・・
と石井さんが声をあげてくださったこと・・・・
私はとてもバンドとして・・・・なんて、恐れ多くて考えもしていなかった・・。
後から、
「真由子さん・・・・選ばれたんだね・・・・」と
ジャズ・ミュージシャンの方から言って頂いたときに、
「え・・・・?」
そんなつもりは毛頭なかったし・・・・
選ばれたというより・・・
拾ってもらった感覚です。
多くのプレイヤーが石井さんと演奏することを夢見て、憧れて、
共演する際、ものすごい喜びや興奮を表している場面に何度も出くわした。
若手や後輩と演奏している接している、演奏している石井彰さんは
まさに大御所、ベテラン、ジャズ界を牽引してきたプレイヤーというオーラが
ビシビシ伝わってくる。
ひょこっと別の世界から出てきた私が、たまたま出会ったことで、
こんな形でやらせていただいて・・・
なんてこったい・・・・!!
申し訳ない気持ちと、ありがたい気持ちと、
こ、これは・・がんばるしかない・・・という気持ち・・・。
はい・・・・
そんなことを、3年前の記事を見て、また改めておもったのでした✨