一恵先生のステージ。
とても久しぶりにお伺いしました。
一恵先生ご自身、昨年末は、骨折をなさったり、
そして、コロナ禍では活動ができなかったりと、
とても久しぶりの大きなステージでらしたようです。
こんなに心に響いたこと、こんなに一音、一音にゾクゾクしたこと・・・・
これまでの人生であったろうか・・・・。
ずっとずっと一恵先生の演奏、音楽、音は私をひきつけてやまなかったけれど、
これほど・・・・
それは自分自身にも、
このところいろいろと大きな変化があるからかもしれない。
一恵先生の本当のすごさ、すばらしさ・・・まだまだ私には
知らない部分がたくさんあるのだ・・・・。
この大きな演奏会のオープニングは
なんと、一恵先生と、やはり17弦の名手であられる菊地悌子先生のプレトーク!!
今年、17弦箏は、宮城道雄が作って100年という節目の年。
17弦を第一線で演奏なさってらしたお二人の
貴重すぎるトークが繰り広げられたのです。
あまりに貴重で、すっかり前のめりの私。
17弦の魅力、
17弦に対するこだわり、
お二人は共通点もあるし、もちろん違う考えもおありで、
でも、お二人とのそれぞれの価値観を十分に理解し、尊重しあいながらの
トーク。
こんな夢のような場面を拝見することができたなんて・・・。
自分自身の
17弦に対する思いも、
演奏に対する思いも、
音に対する思いも、
はっ!!とさせられ、
自分は一体何をしているんだろう・・・。
全神経を一音に集中させ、
魂で演奏をなさる一恵先生。
先生のもとでずっと鍛えていただいていることの
ありがたみを
しみじみと実感しました。