糸竹

紀尾井ホール。


素晴らしい邦楽の演奏会に行ってまいりました。

青木鈴慕ご家族、岡村慎太郎ご家族、一族の演奏会。


子供世代も親世代も夫々が超一流の演奏家。

若手演奏家の皆様の勢いのある演奏や歌声、
先生方の素晴らしい芸に、終始惹きつけられる。


ご子息の歌声を聴きながら感動で涙が出そうで大変でした。
なんと凛々しい。

演奏の素晴らしさ、すさまじい緊張感とは一転、
合間には、非常に楽しく、大変興味深いMCが挟まれ、
和やかであたたかい雰囲気。

宮城曲、古典曲、大好きな曲がずらり。

は〜〜幸せ。

中でも

春の夜、秋の調べに惹き込まれました。

春の夜は岡村家のご長男
秋の調べは青木家のご長女

二人の若々しく、爽やかで、そして、抜群の歌。

現在、芸大の大学院や学部で勉強をしている二人ですが、
その道を進むと決めて、
日々、どれほどの修行をなさっているのだろう。
そして、そのようにお子様たちを導かれて親御さんたちのご苦労・・・・。

親の背中を見て・・・というのは、まさにこういうことなのだろう、
と、いろんな思いがこみ上げるのでした。

後から、岡村愛さん(慎太郎さんの奥様)が

「舞台直前まで長男と喧嘩状態だった。終わったら普通のお母さんに戻れる」
とお話されていました。

レベルは全然違いますが、うちも同じようなことがこれまでもずっとあります。
あまりに気持ちがわかりすぎて・・・・また感極まるのでした。
何事、平和に進むなんてことは・・・家族では特に難しいのであります、笑。

でも、やはりそれを乗り越えた先に得るものの大きさは
他では代えがたいものでもある。



昨日は、長男も箏仲間と一緒に聴きにいっていました。


帰宅後、いろんな話をしましたが、
息子と共通の話ができるのもまた幸せだと思ったのでした。


客席は半分以下。
検温、消毒、マスク、万が一の時、連絡がとれるような工夫。
こういった対策は当たり前になってきました。

そういう大変な思いをしてまでも
ライブで開催しようと思う熱意。

聴かせていただく立場としても、
その思いを尊重し、
徹底対策をして向かうのであります。


少しでも不安がある会場へは
たとえ開催されていても、
行かないようにしております。


人の判断に頼らず、
自分で判断すること。






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