2023年2月27日(月)夜
渋谷クラシックスにて
なんと18回目となるライブを開催することになりました!
Three Wisdoms は今年5周年を迎えます
バンド名が出来てからは3年半位ですが、初めてライブを行った日から数えてこの春で
丸5年。
5年はあっという間ではありますが、かなりいろいろなことにチャレンジしてきた
非常に濃厚で充実の期間でした。
演奏してきた曲は50曲は超えています。
その中には定番となり何度も演奏している曲もあれば
まだ1回しか演奏していない曲もあります。
ライブの選曲については、
その時の気持ちで、今、演奏したいもの!というのが一番の選択方法ですが
オリジナル、スタンダード、インプロのバランスを見ながら。
そして当日は、たとえオリジナルがバラードの曲でも
アップテンポで演奏することもあれば、
その逆もあったり、
つねにルバートでさざなみのようなテンポ感で進めることもあります。
それはメンバーの誰かが発したイントロ(だれがイントロをするかもその時の気分で
スタートすることがほとんど)のノリで決まります。
こういうことは箏曲ではありえず
決まった楽譜、決まった型、決まったリズム、決まった音、決まった強弱
から離れることなく、演奏していく音楽の真逆をいくようでもあります。
とはいっても、箏曲もその中で、自分の感情をどこまでも移入することはできるし、
1音を良い物にする工夫をどこまでも追求することはそれぞれの自由ですし
決まった型の中であってもいかようにもおもしろい音楽にしていけるのです。
決して自由じゃないということでは全然ありません。
でもJazzのそれとはまた全然意味合いが違う。
Jazz にとりくみはじめたばかりの時は、コード譜を読むこと、コードにしたがってアドリブを入れること、
ただそれだけで、なんか箏でJazz やってるっぽいな〜なんて感じたりしてました。
でもライブを行うにつれて、それはあまりにも表面的なことで、
それだけでは、まるで音楽にならないことを実感しはじめます。
そういえば、それは箏曲でもまるで同じことだ!ということにも気づきます。
たとえ楽譜どおりに音をつなぎあわせて、それが音楽になっているか。
箏曲・・・になっているか。
ひろい視野で見れば、ポピュラー音楽にしてもそうです。
特に箏は音数も音域も少なく、ほぼ右手のみで音をだすわけなので
出せる音は非常に限らています。
リズムの細かさにしてもしかり。
その中で素晴らしい音楽にしようとするならば、1音1音の質にこだわり、
なめらかなな指さばき、時に力強いタッチ、繊細なタッチ・・・
工夫してもしても足りないというくらいの研究がなければ、
どんなジャンルの音楽も表現しきれない。
他のジャンルに取り組むことでさらに見えていたこと、
これまで見落としていたことは驚くほど。
そして何より、私にはまだまだ音楽の知識も素養も全然足りてない
と嫌なほど実感すする。
知識が足りないことはあくまでも自分の責任なのだ。
興味があってもっと積極的に勉強していれば・・・
学理の本を一冊もっともっとしっかり自分に落とし込んでいれば・・・・
つけが回ってきたと感じました。
(最低限のことはもちろんやってきましたが)
そんな音楽のフリ出しにもどって
取り組み始めたのが6,7年前ということになるわけです。
さて、いよいよこれからだと思っています。
少しづつですが蓄えてきたノウハウ、知識をやっと応用できそうな
時期に入ってきました。
これまでの30回以上にわたるJazz シーンでの経験が試される時期に突入です。
Three Wisdomsのライブは12月に終えたばかりですが
勢いにのって、2月に開催することに急遽決まりました。
渋谷クラシックスはアコースティックな響きが非常にぴったりの
とても素晴らしい空間です。
多くの皆様にお聞きいただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします!