6月25日にむけての初合わせでした。

今日はアコーディオンの大田智美さん、ピアノ、作曲家の野村誠さんという
素晴らしい音楽家のお二人とリハーサルをしました。


6月25日、竹澤悦子先生の代役で演奏を務めさせていただくことになりました。

先生もリハの様子を聞きにいらしてくださり
ありがたいアドバイスを多々くださりました。

初対面のお二人と演奏させていただく曲は
8年前に野村誠さんが作曲なさった

《六段-交段-空段-穴段の調》(2015)(箏・アコーディオン・ピアノ)

菊地奈緒子さんが初演なさっていまして
その映像を改めて何度も拝見させていただいたり
竹澤先生が5年前に開催したコンサートの映像を聞かせていただいたり
(実はそのコンサート、私、客席で聴いておりました!)
箏ファンも洋楽器ファンもぐぐぐいっと魅了されるステージでありました)
音源に合わせて演奏してみたり、
自分なりに解釈してみたり
いろいろと試行錯誤しつつリハーサルを迎えました。

生はやっぱり音源とは違う!
というのは、まさにこのことで、
お二人の活き活きとした音の波動が伝わってきて
嬉しいというか、興奮するというか、幸せというか、
なんとも言えない気持ちになります。

自分の演奏にはただただ焦って挑んでいるばかりなのです。

それは、それ・・・・テヘヘ・・・。


六段の調べは、即興的にジャズプレイヤーの皆さまと演奏したり
もちろん、オリジナルのまま、いろいろな編成で演奏をしてきましたが

今回は、曲を再構築・・・というスタンスで作られたもの。

オリジナルの六段にピアノとアコーディオンが融合していき
オリジナルとは違う展開へつながる。

即興ではないけれど、
演奏のたびに、おそらく違ったノリになっていくのだろう・・・
と予感される、

楽譜ががっつりある現代音楽を演奏するというのは
久しぶりな感じがする。

アドリブ満載のジャズと違うといえばちがうけれど
昔のように、ミスを気にしたり、型を守らないと・・・・という
感覚とは大分違う心持ちで挑めているのは
大きな変化だなあ。


それよりも、なんというか、うねりのような
いつもと違う感覚を味わいたい・・・というような
そんな気持ちが格段に増している自分に気づきます。

今月は大先輩の代役でのステージが2つ。

身が引き締まる思いです。