箏と三絃の合奏。

今日のレッスンで
箏(生徒さん)と三絃(私)で合奏しました。

おそらく、私が教室をひらいてから
地歌初心者の段階から指導した生徒さんと、
生徒さんが曲の最初から最後まで一人で歌をうたって、
私が相手を務める・・・・

という形は初めて。
感慨深かったです。

まずは、声を出すこと。
それだけでも、大変な場合もあります。
そして、手と歌、一緒の音程の小さな曲から練習。
徐々に、手と、歌はリズムも、音程も入り組んできて、
相当の理解と練習が必要になります。

たとえ、たどたどしくても、
声が小さくても、
地歌っぽくなくても
音程が不安定でも
一曲を一人で歌って箏を弾く

ということは、本当に大変なことです。

でも、努力というのは、確実に報われるもので
一曲、一曲進むにつれて、
譜読みも早くなり、
音程も正確になっていき、
声も大きくなってきて、
それらしくなってくるというのも事実。

そのペースは人それぞれもちろん違います。

1年でそれなりに形になることもあるかもしれません(そんなこと実際きいたことありませんが・・・・(^^))
3年、5年、10年はまだまだ短い方であって、
何十年やったって・・・・もっとむずかしくなるわけで・・・・

だから芸というのは深いのでしょう。

でもそれがいいのだと思います。

私も、まだまだ声も出てないし、音程もひどいもの。
地歌らしさもへったくれもないひどいものです。
これで指導させていただいているのが本当に申し訳無い具合なのです。

でもだからこそ、少しでもよくなるように練習しようと思えるし、
ちょっとでも良くなると、うれしいし、
続けていこうと思える。

その合間合間に、自信をなくし、
練習する気もなくなりという辛い気持ちももちろん、
誰でも味わっています。

速ければいいというものでもないですし、
遅いからと言って、定着具合というのは、
案外速い方よりも深い場合もあります。

ペースは人それぞれ。

うたに限らず、
私なんて・・・ペースをおそめたりはやめたりでやっていまして・・・
箏歴30年以上になりますが、
きっとギュッ〜〜〜とやっていれば、半分位の年月で、できていたんだと思います。

でも、それを今更嘆いても・・・・仕方ありません(笑)。

といいますか、ペースを落としたから見えてきた物
得たものもあります。

続けていられることを喜びとし、
今後のペースをどうつくっていくかを考えて
私なりに、進んでいきたいと思います。

生徒さん達にも、それぞれのペースを大切にしていただき、
そのペースを守りつつ、そのペースを最大限に生かせるように
手助けといいますか、お手伝いできれば嬉しいと思います。

そんなわけで、
もうちょっとしたら、
生徒さん、「夕顔」に入ります☆

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2 Replies to “箏と三絃の合奏。”

  1. おはようございます。
    私もやる気にムラがあります(笑)
    今年もマユ子先生の楽しいブログを拝見しながら、
    頑張りますね!
    お箏だけでなく、ご家族の話や食べ物ネタ・・・大好きです!

  2. 文小町様

    こんにちは!!そうですよね、多少ムラがあるほうが、長くも続くと思います☆☆

    家族ネタも、喜んでいただけてと〜〜っても嬉しいです。
    なかば、たんなる自己満足だったり、くだらなすぎたり、一体なに書いてるのかしら・・・・と
    思うこともあるのですが、気にしていると、続かないので(^_^;)
    ひらきなおって・・・・・書いていきます・・・・笑。

    今日は久しぶりの螺鈿隊リハ・・・・何がおきるか楽しみです☆

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