Yちゃん、
昨日のレッスンでは、
前半は三味線と合奏。後半は17弦と合奏でした(^^)
宮城道雄小曲集も後半に入ってきまして、(他の曲と平行してじっくりすすめてきました)
はじめて三絃と合奏してみました。
箏の手がお休みの合間に三絃の音が入ったり、
歌が入ったり・・・・・手はこんでいない曲でも、短い曲でも
集中力・・・・けっこう大変なものです。
中学生になったということもありますが、
今まで数年続けてくることができて、
これからいろんなジャンルの曲に挑戦出来るようになってきている時期。
古典曲についての説明、大人の方に比べてよりも、けっこうこまめに話しています。
その導入として、この小曲集はとてもすすめやすい。
大人の方(ご経験者)の場合、
「古典は苦手です・・・」「古典曲よりも、現代曲を中心に弾いていきたいです」
と、教室にいらっしゃる前から、古典曲についての決まった感じ方や希望をお持ちの場合も多く、
それを無理に古典曲を弾きましょう!弾きなさい!
ということをするつもりは私には無いのです。
初心者の方とて、箏の曲をイメージする場合、「春の海」やお正月に流れるような曲。
いわゆる現代曲、そういった曲を弾いてみたいという気持ちで門をたたく方が多いのが現実です。
それを、無理に、古典曲もやらなければ箏じゃない・・・・というように
箏を弾きたい・・・という気持ちを制限するつもりはありません。
でも・・・いずれ、大切さや良さを感じ、やってみたい・・・・と思ってもらえたら、
この上無い嬉しさ。
自分のことを思っても、周りの演奏家を思い浮かべても、
外では現代曲中心の活動をしていても、皆古典曲を必要不可欠な勉強、
そして楽しみ、時には演奏会の場やお仕事としても弾いているわけです。
せっかく習っている子供達には、固定観念が出来る前に
なるべくわかりやすく伝えておきたいということもあるし、
なんだか説明ばっかりするより、何か曲をやってしまったほうが早い!という場合もあるし
難しいところなのですが、
それは、生徒さん達の様子を見ながら、其々に違う対応をしています。
それにしても・・・・
最近、子供達に指導していて、
すごく難しい曲をすらすら弾けるようになる・・・ということではなくて、
自然に理にかなった動き方が出来るようになったり、
音が大きくなったり、
押し手の力の入れ方がスムーズになったり、
結果、手の動きがとても綺麗になったり・・・
そういった基本的なことの成長を発見することが多く、
すごく感動しています。
今すぐ、とか、数年で・・・・
というスパンでは無く、
長年続けていけることを前提に、今やっておきたいこと、身につけておきたいことに
レッスンでは重点をおいていきたいと思っています。
これは、子供に限らずなのですが(^^)
急がば回れ〜〜〜〜ということなのかな〜〜〜。
回りすぎ・・・・・の自分も如何なものか??ですが・・・・・笑。