大塚グレコライブ・その3

はい・・・

みなさまおなじみの「My favoriteThing」

JR「京都へ行こう」・・・のCMで
随分前に(もう10年以上たっていますよね)
流れていたな〜〜〜〜。

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私にとっては、はやり、
映画・サウンドオブミュージック のイメージが一番大きい。

ちょうど定村さんがNYにいらしたときに、
JRのCMが日本で流れていたということで、
定村さんはそのことぞご存知なかったそうなのですが、
あるライブで、この曲を演奏なさったとき

「あ〜〜〜京都へ行こうだ〜!」とお客様の反応が大きくて、
驚かれたそうでした、笑。

この曲も実は途中でマイナーからメジャーに転調があります。

ソロの部分は私はマイナーでコードに従う部分だと勝手に思い込んで
なんとなく準備していたのですが、
当日マイナーになったものの、コード進行はせずに、
ひたすらマイナーでの即興・・・・に決まり・・
やや焦った私・・・・?

そっか、そういうこともあるのか・・・・

で定村さん、石井さんにバトンタッチしてから、
メジャーに移動・・・・ということに。

そんなかんじで、ちょっとドキドキでしたが、
生徒さんや、お客様から

「先生、すごくふっきれてるかんじで、よかったです!」

等等、意外な感想をいただき、嬉しかったです?

案外・・・・その場の感覚で思い切り行く方がお客様には伝わるのだな〜〜。
準備万端、丁寧に・・・というのも大事だけど・・・
今回は、そうじゃない曲の方が評判がよかったみたいです?

う==む、いろんな意味で・・・・ジャズの世界は未知でござる。

そして、アンコール・・・大きな拍手ありがとうございました?

「ラスト・ワルツ」名曲ですね。

この曲、日頃からやってみたいとか、自分の中にいつもあるという曲ではなかったのですが、
最近発売された、Boys(石井彰・金澤英明・石若駿)の10周年CDに収録されていたのです。

もう、それが、この世のものとは思えないほど美しくて・・・・?。

なんとなく、ずうずうしくも・・・
石井さんにご提案したら、ぜひやりましょう!とのことで。

そして、この曲を演奏する前に・・
サプライズで「ハッピーバースデー」を演奏させていただきました。

ちょうど5月29日は母の誕生日でした。
きっと、後にも先にも、ちょうど母の誕生日にライブをすることはないだろう・・・

チャンスは今回だけかも・・・・

かなり喜んでいました。母。こういうの小っ恥ずかしいとか思うタイプではなくて、
思い切り喜ぶタイプなので、なおさらでした、笑。

お客様も最初???と思われたと思いますが、
暖かい拍手、眼差して、一緒にお祝いしてくださり、
本当にありがたかったです。

おかしかったのは、夫氏。

「ラスト・ワルツ」って、こういう曲だったかな〜〜〜と最初全然気づかなかったそうです、笑。

確かに、ハッピーバースデーもワルツですね!!笑。

10曲が終わりまして・・・
ちょっとホッといたしました。

とにかく、いらしてくださったお客様あってのライブ。
お客様が作ってくださる会場の雰囲気あっての演奏・表現・音作り。

かしこまった演奏会以上に、ライブはそんな感覚が強くて。

石井さんのMCもとても楽しかったし、
定村さんのお話も非常に奥が深かった・・・・。

私はひとりで、あっさい話で終わってしまったので・・・
今後は、ちょっとは深い話できるようにならないとな〜〜〜。

続く。

大塚グレコライブ・その2

曲の続きです。

Old Folks は石井さんと定村さんのデュオでした。
もちろん、リハなしで、お二人はその場で曲を決めて演奏なさっていました。

 

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歌詞

Everybody knows him as old folks

Like the seasons, he comes and he goes

Just he’s free as a bird

And he’s good as his word

That’s why we all loved him so

 

誰もが彼を「古き世代」と呼ぶ

季節の移り変わりとともに生き

鳥のように自由で

その言葉に違わず善良

それが、誰もが彼を愛した理由

 

スプーンはコーヒーカップに入れたまま

ナプキンは必ず顎の下にたくし込む

昔風のパイプも色が変わり古ぼけている

でも、僕はそれを恥ずかしくは思わない

 

金曜日になるとバザード湖に釣りに行く

釣ってくるのは、いつも小魚を1,2匹

そして「クジラを取り逃がした」の軽口

僕はシチューを温め、それを待っていた

 

いつか「古き世代」がいなくなる日が来る

どんなに寂しいことだろう

子どもらの遊ぶ声は、一日聞こえなくなる

「古き世代」が天国に召されるその日には

という内容とのこと。

古き善きアメリカの世代を愛情をこめて歌っている。
「Old Folks」と呼ばれるのは、南北戦争を経験した世代のことらしい。

以上、とある方のブログより引用させていただきました?

こういう雰囲気の曲を理解、演奏・・・できるのは、相当先のような気がします。
さすが、石井さんと定村さん・・・渋くさりげなくも、ものすごいアドリブで聞かせてくださいました。
あ〜〜〜この後、私入るのやんなっちゃいましたけど・・・・?

続く・・・

大塚グレコライブ終了?

大塚グレコでのライブ

石井章、定村史朗、小林真由子の初ライブ、
たくさんのお客様に囲まれて、嬉しく、楽しく終了いたしました!

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平日の夜遅くという、お忙しい中、
ご来場賜りました皆様、まことにありがとうございました?

全10曲

?セットリスト?

1st stage
・朱へ
・Elevation of Love
・イパネマの娘
・Old Folks (石井・定村Duo)
・春の海

2nd stage
・みだれ
・Be My Love(石井・真由子Duo)
・Morning
・My Favorite Thing

アンコール
・ラストワルツ

いらしてくださったお客様は半分位はご存知の曲もおありだったかと思います?
タイトルはわからなくても、あ・・・・聞いたことあるメロディーだな・・・・等等。

自分も、ライブに行く時は知っている曲があると、より一層楽しめるので、
なるべく馴染みのある曲を多めに入れたいと思っています。
それをちょっと一工夫してオリジナリティがでればなおいいかな〜〜って。

でも、知らない曲で、うわ〜〜これいい曲〜〜って思った瞬間のなんともお宝発見したような
喜びも醍醐味!!
みなさんがご存知なくても、きっと聞いていただけると
良さがわかるかもしれない・・・・
という視点での曲選びもしています。

今回も私が中心に選曲をいたしました。

というか・・・私はできる曲が少ない・・・・
というか、できるであろう曲のイメージも
まだできないので、なんとか弾けるかも・・・
という曲をお二人にご提案・・という形でした。

珍しく曲ごとの説明をしてみようかな・・・・?

箏曲3曲はみなさんご存知なのでここでは省きます。
(いずれも即興の様子を多く取り入れました)

Elevation of Love、という曲、私は初めて聞きました。
定村さんのおすすめでした。
スウェーデンのESTというすばらしいジャズトリオの曲。
映像を見て、衝撃的に感動いたしました。
弾ける気はしなかったのですが(しかも一週間前位だったので)
今回ベースがいないので、17弦で弾いてみようかと・・取り組みました。
箏のアドリブもまだまだ慣れていないのですが、17弦はなおさらで、
かなり苦労しましたが、今後にむけての改善点が一番みつかった曲です。

このESTというバンド、本当に素晴らしくて、いろいろ調べて見たところ、
ピアニストの方は10年位前に、不慮の事故でお亡くなりになられていたのです。
しかも、当時私と同じ年齢で。
生きていたら石井さんとは同じ歳・・・というお話でした。
10数年前に、ESTは日本のジャズフェスにもいらしていたそうで、
その時、石井さんも他のバンドで演奏。初めてESTの生演奏を聞いて、感動なさったそうです。

イパネマの娘、Morning、Be My loveは
昨年のグレコ、および、中野スイートレインのライブで
一回づつ経験あり。

イパネマの娘は昨年初めてライブをご一緒させていただくことになったとき
石井さんがご提案くださった曲でした。

これはスタンダードの中でもスタンダート。
私ももちろん、お仕事等でも演奏したことがありましたが、
昨年、Boys の皆様と演奏したとき、あまりにも他の場で演奏するときと空気感が違って
一番衝撃をうけた曲でした。

まずドラムのイントロがすごい!!
これが・・イパネマの娘のリズムになるんだ〜〜〜。
一般的なボサノバのリズムと全然違うオリジナリティ。
いや〜〜あの時は驚いたし、そして、焦りました、笑。でもすごく楽しかった!

さて、こちらの曲は転調が最大の難しさ。
メロディーはいいとして、ソロ部分の転調には、いつも頭を悩まされます。
押し手を多様するか、柱の移動をこまめにするか・・・
いろいろ試しますが、今回やってみたら、前回弾いた時より、
もっとスムーズにいく方法があることに気づいたり・・・・
確実にすこし考える余裕ができているな・・・とも思いました。

そして、あまりにも大変な場合は、
その部分は他のメンバーにお任せしてしまう・・・
自分はその前後をしっかりやる・・・
というのも方法だし・・・。もっと柔軟に頑固にならず挑むというのも音楽には大切かな・・・とも。

Morning、Be My Loveは数ある石井さんのCDの中から、
私がリクエストした曲でした。

いずれも12月の中野でのライブで初めて演奏しました。

クレアフィッシャー 作曲のMorningは、
とにかくCDの中での石井さんのアドリブが素敵すぎるんです。
もう何百回も聞き、全コピくらい覚えてしまいました!

箏でも真似してソロ部分を試したり楽譜に起こしてみたり(あまりに細かいところは断念)
今回、そのソロを丸ごと真似してみるのもおもしろいな・・・と思ったのですが
やめときました・・笑。

偶然、先日伺った定村さんのライブでもこの曲を演奏なさっていたので、
それで、最終決定しました!
ラテン的な曲であります。季節的にボサノバやラテンを入れたくなる・・・・難しいけど・・

さて、Be My Love、当日急遽、石井さんと二人での演奏に決まりました?

この曲と、My Favoriteはリハをしていなかったので、
当日相談して決まったということなのですが、まさか二人になるとは・・・?

この曲、バラードでありますが、
実は石井さんの曲に入っているものはノリノリバージョンだったのです。
私はそのイメージが強く、そのイメージで、この曲をやってみたい!
と思っていたので
他の演奏者が弾いている映像を見て、コテコテのバラードと知りちょっとびっくりしたのです。
そういえば、このゆったりバージョンはそれまでも聞いたことあるわ!と。

ノリノリバージョンになると曲の雰囲気が全然異なるので、
同じ曲と気づかなかったおバカな私だったのです。
それが昨年の中野での曲準備でのことでした。

私は基本ノリノリの曲が好きなので、笑(単純です)、
中野ではノリノリバージョンを弾きました。
(覚えてるかたはいらっしゃらないと思いますが、笑)
ライブ当日のリハで、石井さんに、ノリノリバージョンでお願いしますと頼んだのでした。

当のご本人は、自分がCDでその曲をノリノリバージョンで演奏なさったことはまるで覚えてなくて、びっくりしていました!笑。

さて、今回も私はノリノリバージョンでいきたいと思っていたので、
(というのは、その方が私も楽しいし、笑、
今回のセットリストはノリノリの曲が少ないので)
石井さんが、今回はしっとりいきましょうと。

あ・・・・はあ・・・はい・・・・?
かつ・・・二人だけかい〜〜?

ノリノリバージョンばかり気合い入れて練習していて、
アドリブもいろいろ考えてたのだけど・・・
しっとりバージョン、ほとんど練習してないし・・
は〜〜でもそれがジャズというものなのだろ・・・・
流れに身をまかせるしかなかろう・・・・?

どこまでもわがままを通すのは無理だということにも気づいたのでした、笑。

ということで二人で。
でも、それもなかなかいい雰囲気だったみたいで、
石井さんは喜んでらっしゃいました。

「箏・・・・エロいわ〜〜〜〜」と皆の前で言われた、笑。

これって・・・どうなんでしょう・・・・笑。
他に言い方あるでしょ〜〜〜!!
たとえば・・・
セクシーとか??
大人な雰囲気とか??
色っぽいとか??

 

エロい・・・・って・・・・なんなんだ〜〜〜。

とうことで、おもいがけずのDuo大人バージョンとなったBe My Loveでございました。

あ〜〜〜焦った焦った・・・・。

続く・・・・・

 

 

ラテンジャズ at 柏Nardis

今度(6月19日)にご一緒させていただくジャズバイオリニストの定村史朗さんのライブへ!

柏のNardis。(来月同じ場所でライブです!)

すばらしいに決まっていますが、やはりすばらしかった!

今回はラテンジャズに特化した内容!
リズム・・・あ〜〜かっこいい〜な〜!
馴染みのあるスダンダードな曲もいつもと全然違う世界がひろがる。

定村さんはエレキバイオリンと普通の(この表現はなんか私素人丸出しですが、笑)バイオリンの音色、両方、きかせてくださいました!

6月のライブでも両方演奏してくださるはず。
楽しみです!!

定村さんのMCは曲や作曲者の解説も丁寧でおもしろいんです。
NYでの長きにわたる活動からの貴重なお話も散りばめられ、
非常に非常〜〜に興味深いし、わかりやすくて勉強になります

ジャズって・・・演奏の知識、技術もももちろん、わからないことだらけで、
私は初歩の初歩をいったりきたりしているレベルなのですが・・・・

それに加えて、ジャズの歴史も、非常に学び甲斐があって、
というか、演奏にとりくみはじめると、どんどん知りたくなって・・・・
本を漁ったり、ネットで調べたりしていますが・・・

経験者が話してくださる内容は、リアリティーに溢れ、
本では載っていないようなことも、
飛び出してきて・・・・・?

いつも「ほえ〜〜〜〜」と思うのです。

短いけれど貴重なMCトーク!

そして、初めて伺った柏Nardis。
オーナーさんも初めてお会いしました。
とっても気さくな方でいろいろお話してくださいました。

音楽が好きでジャズが好きで、
長年ライブハウスを運営なさってらっしゃるわけですが、
ちょこちょこ出てくるお話の内容から
その方の引き出しの多さにも、早速びっくりしたのでした。

箏の演奏も楽しみにしてくださっているご様子ですごく嬉しい!
こちらのライブハウスは創業24年とのこと
そんな素敵な場所で演奏できるなんて・・・・
ほんとにありがたい。

ライブ途中のMCでは定村さんとオーナーさんとの会話もあったりと、
あたたかい雰囲気がまたいいかんじでした。

 

あ〜〜〜〜ラテン音楽もほんとに素晴らしい。
何より楽しい!!

まるで箏曲とは真逆の感じもしますが・・・・?
(箏ももちろん楽しいですが楽しみ方が違うというか)

文化の違いというのは、
音楽でもここまでの違いが生まれてくるのだな〜〜。

不思議です。

 

藤井黎元さんのライブへ。

吉祥寺の音吉MEG。

藤井 黎元(4弦三味線)
山平俊輔(ベース)
鈴木正樹(ゲスト・トランペット)のライブへ。

津軽三味線奏者の黎元さんと知り合ったのは3年前。
ももクロコンサートツアー。
和楽器バンドで一緒でした。

最年少で日本一になったことや、
普段はJazzもよくやってるということや、
そのほか、マニアックなお話もたくさんで、
なんだか若いのに・・・・・(当時23歳)すごい人だ、
おもしろすぎる人だと思ったのでした。

その後、黎元さんからのお声がけでジャズシンガーの木下綾香さん
(AKAIというお名前に最近、リニューアルなさいました❣️
のライブに出させていただいたり。

そもそも、そのAKAIさんのライブきっかけで、
石井さんやBoysの皆様ともつながっていき・・・・

黎元さんは私の世界をひろげてくれた
ほんとに大事な方。
そして心から尊敬する音楽家です。

彼からは学ぶことばかり。
テクニック的なことも(あ、とても真似できるものですありませんが、笑)、
フレーズの作り方も、
音質の調整も、毎度刺激を受けるのですが、
なにより音楽への向き合い方。
工夫と努力に妥協がない。
淡々としゃべる内容がぐっとくることばかり。
和楽器だからということを言い訳にしない潔さがとにかく大好きです。

彼の意識の高さにはなかなか及びませんが、私もすこしでもそうありたいな〜〜。

そして、なんというか、かっこつけず、
いつも自然体!!
なので、すごく話しやすいんです。
私はそもそもあまり人と話すのが得意ではありません。

そんなわけで、和楽器奏者同士でも
心から気楽に話せる人・・・というのはごくごくわずか・・・・?。

黎元さんは・・・なんだか話しやすい!

そういえば、彼はそのももクロコンサートの時、
自分は、ジャズはずっと年上の人とライブすることが多いんですよ〜〜〜と。

今回も、ベースとトランペットの方はご自分のお父様の同級生!

なので、ちょっとほっこり・・・
という雰囲気や場面も無くはないのですが、
年の差をかんじさせないのは、
音楽の力というものなのでしょうか・・・

いいな〜〜って思ったのでした。

さてライブ!
かっこいいベースと超絶4弦三味線でスタート!
Shami bossa(大好きな曲!)とう曲。

そして、3曲目から鈴木さんご登場。
フリューゲルホルンというトランペットの一種なのですが、
そちらでスタート!
(なんて、知ったようなこと書いてますが、昨日違いを教えていただきました、笑)

いわゆる普通のトランペットよりも、
やわらかく、ふくよかな音色。
あ〜〜〜〜思ったよりも、ぐいぐいくるかんじではなくて、
こんなに優しい雰囲気でセッションするのだ〜〜〜と。

特に、他の曲でもミュートを使った演奏が多く、
繊細で味わい深く、
想像していたイメージを良い意味で覆されました。

でも、普段、鈴木さんはラテン音楽のバンド活動がメインとのこと。
ノリノリのイメージですよね・・・・ラテンというと!

今回はいつもとは異なる内容、編成とのことで
鈴木さんもけっこうドキドキだったとお話なさっていましたが、
山平さんと、黎元さん(こちらのお二人はよく一緒に演奏なさっているのです)
の音に絶妙に溶け込んでいました!

そして、ライブ終了後は演奏者とお客様がお話したり一緒に飲んだりと
盛り上がりました。
お客様同士、仲良くなれる雰囲気も素敵!

こちらのライブハウスは4月にリニューアルなさったそうです。
私のライブにも何度かいらしてくださった井田さんという方から
教えていただいたライブハウス。

あたたかい雰囲気、そして、昔ながらの雰囲気・・・
近いうちに、こちらでも何かライブができたら・・・・
ともオーナーさんとお話したりもしました。

ところで、黎元さんは6月に、
超絶プレイーヤー4名でのユニットの初ライブがあります!
ですがすでに満席!!

ということで、早くも11月に第2弾を予定しているそうです!

 

昨夜、中野スウィートレイン。
中牟礼貞則さんと金澤英明さんのトークライブ第三弾!
前半1時間20分もぶっつづけでお話してくださるもあっという間
後半も熱く楽しいトークが繰り広げられ、
最後にいよいよ演奏!至福の時間でした。

中牟礼さんは3月に85歳の誕生日を迎えられました。
はじめて、その時のバースデーライブで、
中牟礼さんの演奏を聞きました。

音といい、メロディーの紡ぎ方といい、
アドリブの丁寧さ、美しさといい、
果敢な冒険心といい・・・

そして、紳士的で優しい表情、物腰、ユーモアのあるお話、

一度お会いしたら、演奏を聞いたら、
彼のファンにならない人なんていないでしょう・・・・

それまで知らなかった自分が本当に悔しい・・・・?

深く鋭い音楽のお話を金澤さんが中牟礼さんからどんどん引き出す引き出す。
と同時に金澤さんご自身のお考えもじゃんじゃん飛び出る飛び出る!

例えば・・・

「なんのために音楽をしているのか・・・」

最終的には・・・・自分のためかなあ・・・・

このことは、音楽をしている人は常々考えることだと思いますが、
自分のために、自分の出したい音を作る・・・・
結局は聴く人の心をうごかすかもしれない・・・
自分と本気で向き合えている人の演奏を聴くと、本当に響いてくる・・・・
エンターテイメント性も大事ではるけど、
それを大事にする演奏家もいれば、気にしない演奏家もいる。

ジャズの方達とご一緒させていただくようになって、
あ〜〜ライブってこんなにシンプルなんだ。
こんなに素をだしてしまうものなんだ。
前にも書きましたが、
準備したものをそのまま出すのではなくて・・・
その時の感性勝負というか・・・。

かっこよく見せようとか、失敗しないようにしよう・・・とかではなくて、
今日はどうでてくるだろう・・・
音をだしてみるまでわからない・・・

それは、これまで私が箏の本番で感じてきたこととはまた
全然ことなる感覚で・・・・正直、最初は、かなり戸惑いました。

というか、まだ最初なので・・・・戸惑いつづけていますが・・・?

ジャズと箏・・・あまりにも違う世界のようなかんじですが、
音楽・・・という点で確実につながっている部分も多く、
あ〜〜〜そういうことがまさに聞きたかった!!
あ〜〜〜中牟礼さん、金澤さん、そうい思いがあられるのか・・・・!!
あまりにも貴重な内容で、第一弾、第二弾に伺えなかったことが本当に残念。

 

また、感動的なご家族のお話ではウルウル・・・
ユーモア溢れるお金のお話、お酒の話では、笑いが溢れ・・・

 

 

ジャズに触れるようになって、まだまだあまりにも浅く、
お話に飛び出てくるお名前、わからない方もたくさんですが、
それでも、あ〜〜そうなって、こうなって、
ひょえ〜〜なんて、少ない知識を頭の中でウニウニとつなぎあわせている自分がいました。

 

こんなに素晴らしい方の演奏やトークを聞きにうかがうのは、
とっても勇気が入りまして
いつもドキドキして会場に入るのですが、
お店の方も、お客様も、なにより中牟礼さんと金澤さん・・・あたたかい

昨夜も、賀子さんのおかげで、
若手ギターリストの方とお話してお友達になったり、
一緒のお席だった方とつながったり、
(あつかましくもワインまでご馳走になってしまいました・・・?)、
とっても嬉しい楽しい交流もありました!

こんな素晴らしい企画をしてくださる、金澤さん、中野スィートレインさま・・・・
本当にありがとうございます!
第四弾もあるといいなあ。

ところで・・・・中牟礼さんはライブ終了後、
ちゃちゃ〜〜〜っと楽器やらマイクやら片付けて
電車でおかえりになられましたよ〜〜〜。

たまたま、私も賀子さんたちと一緒に中野駅のホームから電車に乗ろうとしたら、
反対のホームに、中牟礼さんと、同行されているカメラマンの方が楽しそうにお話している様子を発見!!

めっちゃ楽しそうに、お疲れもみせず、
ホームに立って、おしゃべりしている中牟礼さん・・・
夜の23時すぎでございます。

そして、翌日も、翌々日も、翌々日もライブがある中牟礼さん・・・・。
5月は20本くらいのライブとのこと!

あ〜〜〜すごい方に出会ってしまったのです?

ハギー先生ライブ!!

渋谷のJ Brat 、萩原隆さんのライブでした!!

野口茜(ピアノ)
澤田将弘(ベース)
岡本健太(ドラム)

という素晴らしいメンバーでの演奏、今回も最高でした。
前回は確か、Lidianというライブハウスで初めてこちらの4人での演奏を聞いたのですが、
ますますの一体感!

萩原さんのMCはあいかわらず楽しくて。
関西人気質・・・・なのでしょうか・・・・
自然にしゃべっても・・・・なにしゃべっても・・・
おもしろいんですよね〜〜。

MCといえば野口茜さんのぶっとびトークも楽しかった〜?
野口さんは夏にベビー誕生の予定とのこと。
びっくりでした〜〜〜!!
というか・・・・すでに小学生のお子様もいらっしゃるそうで・・・。

どうみても独身・・・・
すごく若くて可愛らしいかんじで・・・

ほんと驚きでした!!

さて、セットリストには
大好きなスタンダードも複数曲

All of  Meや
Isnt She Love Me
そして、スタンドバイミー等も!!

やはりスタンダード曲だと
コード進行にも多少の馴染みがあるので
アドリブの展開がす〜〜〜っと入りやすくて
もし自分が弾くんだったら・・・・なんて厚かましくも
イメージしながら聞いたりするのですが、
あ〜〜〜ここで、こんなリズムや音使うんだ〜〜〜とか、
もう目から鱗が落ちまくりで・・・・
楽しいと同時に、ものすごく勉強させていただいています。

 


それにしてもハギー先生(夫氏のサックスの先生です?)の音そして表現力は
会場の空気を一瞬でハギーワールドにしてしまいます!

本当なら週に一回くらいはハギー先生のライブに行きたいものです。
でも・・・・東京では頻繁にはなさっていないので・・・・

東京での次回の公演は6月9日とのこと‼️
バースでライブ?!!

なんとしても行きたけど・・・・
行けるかな・・どうかな・・・・。

本日のカクテル「ブルーナイト?」は
綺麗な色で爽やかなフレーバー、
ちょっとトロピカルなかんじですっごく美味しかった!
その日の出演者のイメージやリクエストで作るそうなんです!!
素敵〜?

それなのに!!
となりでジントニックを飲む夫氏。
なんでブルーナイトにしなかったのか不思議で仕方ない・・・・笑。

さて、帰りには
野口茜さんのCDもやっとゲットすることができました。
サインもゲットしましたよ!!

ハギー先生もファンというサックス奏者である
Eric Marienthal(世界で5本の指に入るとされるサックス奏者です!)
と共演なさった時のライブ音源!
目下堪能中

ハギー先生、そのライブを聞きにいっていて、
野口さんのピアノに惚れ込み、その場でスカウトしたそうですよ!!

(野口さんのオリジナル曲や、日本の童謡「あかとんぼ」も収録されてます!)

今週はジャズ週間・・・・ほんとに幸せ!!