発表会に向けて、大人数(10名以上での)の大合奏の(4曲あります)
合同練習がスタートいたしました!
前回(5年前でしょうか)の感覚が徐々に蘇って来ます。
事前に3回の合同練習と決めて、本番の2ヶ月近く前からスタート。
今回は1月に一回、2月に一回、そして、本番直前に一回というスケジュール。
大合奏だけでも、参加人数は40名いますので、
みなさんのご都合がぴったり合うというのは、なかなか難しいですが、
それでも、みなさん、なるべつ都合をつけてくださり、
各曲ほぼ、全員参加してくださる予定となっておりまして、
本当にありがたいことです。
3回目はいよいよ小湊先生も一緒の練習とあって、
(尺八が入る曲は、このうち2曲)
2回目までになんとか形になれれば・・・と鼻息荒くしております、笑!
さて、土曜日は、短い曲、ゆったりしたキレイ系の曲の合同練習。
手はあまり難しくないこともあり、
今回発表会初参加の方も多数入っています。
そして、各パートには、経験長めの方にも入っていただき、
その方達中心にパートがまとまっていくと良いなあ・・・・
という気持ちでおります。
大合奏のメンバー決めは実は非常に難しい。
シンプルに経験値によって曲を決めると、
難しい曲だけに、経験長い方やしっかり弾ける人が固まってしまい、
あまり難しくない曲には経験が短い方ばかり・・・・
となる。
それでも、ある程度、曲は形にはなりますが、
できれば、難易度的には高度ではない曲でも、
曲として綺麗に仕上げてはいきたいもの。
(そうなると、実はプロでも難しいわけですよね。奥はどこまでも深い音楽です。)
ソロと違い、
自分のパートだけ、自分だけ、なんとか弾ければよい・・・
というのとは大合奏は違う。
また大人数だから・・・
という安心感はむしろ危機へつながる。
経験が増せば、周りの音を聞く余裕も出てくるし、
難しい曲でも、初回からなんとか形にもなったりする。
逆に難しくない曲でも、
周りを聞くことができなければ、形にするのは、非常に大変。
ですので、今回、この短い曲にも
経験がついてきた生徒さんにも
複数名入っていただくことにしました。
もっと難易度高く、
長い曲を弾いてみたかった・・・という
お気持ちも、きっとあると思うのですが、
個人曲とのバランス、その方のスケジュール的なこと、
等との兼ね合いで、そのようにさせていただきました。
(基本的には大合奏はお一人一曲と、今回はなっております)
「大合奏ではこれが弾きたい!今度はこの曲に参加したい!」という
シンプルなご希望には添えない心苦しさもあります。
ですが、快く、そのことを理解してくださり、
パートの要として、取り組んでくださるご様子を
頼もしく、嬉しく思っているところであります。
自分のためだけではなく、
曲のために、
他の方のために、
教室のために、
そういった面でも、頼れる存在になっている生徒さんが確実に増えていて、
本当にありがたい。
中には、急遽パートを変更していただいた方も!
人数調整うまくいかなかったり、
実際にやってみて、
このパートは、もうちょっと補強したほうがいい・・・と感じたり・・・
(実はまだ調整中です!)
そんな時に柔軟に、対応できる方が増えているというのも、
やはりこれまでの
経験が大きな力になってらっしゃるのだな〜〜と。
ということで、個人曲よりも、大合奏というのは、
曲決めもメンバー決めも難しい。
また、それぞれの本番までも持っていき方も異なる。
1回目の練習までにほぼ完璧に弾けるようにしてくる方ももちろんいますし、
3回目を目指す方もいます。
その温度差をうめつつ、
皆で楽しく、すこし緊張感を持ちつつ、
最終的には良いものになるように。
ドキドキですが、非常にやりがいのある大合奏の合同練習。
思えば、この教室は実に年齢も経験も様々な方が多い。
各曲、学生さんもいたり、70代の大先輩もいらっしゃいます!
経験値も、モチベーションも様々!
もちろん、生活環境も、お仕事もバラバラ!
そういうみなさんが「箏」という共通点で一堂に集まり、
そして、同じ曲を大人数で合奏する!
よく考えれば、奇跡みたいなことかもしれない。
本格的な演奏を(資格や音楽家を目指すみたいな)目指す方達は
少ない教室で、これだけのことをやろうとしている・・・というのは、
よく考えると無謀に近いのかもしれないけど・・・・
でも、それこそ、私が目指している形かもしれない。
経験豊かな方だけが集まって
大合奏すれば簡単によいものになるに決まっている。
プロではなくても、
本気でなによりも箏を優先してとりくんでいる人ばかりが集まれば
皆のテンションは同じだし、ものすごい緊張感と、真剣味で、
それもまた、あっという間に、良い形になるに決まっている。
でも、そうじゃなくて、それぞれの生活があって、
優先するものは他にもいろいろとあり、
限られた時間、限られた環境の中で、それぞれのペースで箏に
取り組んでいる、
中にはストイックに、中には実にゆったり楽しく、中にはあまり練習は気が進まないな〜〜(笑)とか、
いろんな方達が集まって、
それでも、その時期だけでも、いつもよりは、ちょっと気合い入れて頑張って?
息は合わせて、お互いに助け合いながら、
合奏を仕上げていく・・・
決してレベルの高い合奏にはならないかもしれないけれど、
そういうかんじ・・・・
箏が一般になじむ・・・・
ひとつのスタイルなのかな〜〜〜と。
特別な限られた人だけが弾くものが箏ではないわけです。
経験が長い人しか、大合奏ができないわけでもないわけです。
そして、きっと、こういったバラバラの環境の皆さまが集まっても、
きっと、ぐっと、人のこころを惹きつける演奏になるだろう!!
と信じているわけです。
始まったのだから、やるしかない!笑
前回も、なんとかできました!
今回も、きっと!