オークション。

10年近く前に、ダメもとでオークションで購入した1万円の箏。

この10年、レッスン中の自分の楽器として、また、練習用として、
君臨してくれています。

一体、何年ものなのか・・・わかりません。

でも、重くて、固めの木だったので、思い切って19番の糸を、きつく張ってもらったところ、
しっかり機能しつづけてくれていました!!

口前カバーは、数年前に楽器屋さんに選んでもらってリニューアル。(その前の柄を忘れてしまった・・・・(*´∀`))

そして、半年くらいまえに、龍角部分の金具がひとつ外れそうになってしまったので、
まるごと取り替えていただくことに。

13本の糸が入る穴の部分に木を埋めていただいたり、
穴をあけ直していただいたり、
もちろん金具はピカピカの新しいものに。
龍角の木も新しいものに。(龍尾部分も全面とりかえてくださいました)

作業代金を含めて2万円!!

これって・・・・すごくお安いと思います。

楽器を購入したときよりは高いですが、全然おしくない〜!!

これから、できるだけ長く愛用していきたいです。

そういえば、同じ修理を2年前に、もともと母から譲り受けた楽器に、やっていただいたことがありました。
その楽器は母が、箏を習い始めた頃(23歳位の頃)に、初めて購入したという記念の楽器。

ということは、かれこれ50年ものということになります。

その楽器は昔ながらで色が薄め、
やわらかい音がして、私はすごく好きなのです。

いまでこそ、本番では使わなくなりましたが、
自分が30歳位までは、それを本番でつかっていました。

くり甲の楽器でもないですし、
母が購入したときも、20万円位だったそうなので、
決して高価な楽器ではなかったですが・・・・
(といっても若い夫婦にとって、それは、大きな買い物だったのは間違いないです。)
当時、自分にとっては、それが本番用でしたので、
どんなに大きなステージでも満足して使っていました(*´∀`)。

で、やはり19番を10年以上、きつく張ってもらっていたので、
消耗してきていたのでしょう・・・・

2年前に、金具がひとつ壊れたのでした。

以来・・・・18番をちょい強め・・・
位にはっていただいているので、問題なく使えています。

それにしても・・・・

きっと楽器屋さん・・・・こんなに古い楽器に、こういった修理をすること、
どう思われるかな〜〜〜〜

新しい楽器を買ったほうが早いのではないか・・・・・

と思われてるかな〜〜〜

なんて、ふと思うのですが、ものすごく快く、
最善をつくして、丁寧に修理してくださり・・・・感謝です!!

大事に大事に・・・・つかいましょう!!

市川慎 六花幻想

さて、市川の慎くん、NHKのテレビに出演していました!!

ご覧になられた方多いと思います!!!

忠夫先生の「六花幻想」という独奏曲。

すばらしかったです!

曲も素晴らしいですし、もちろん難しい曲なのですが、
慎くんのごまかしの無い演奏、本当にすばらしかった。

どんなに細かい手の部分でも音の芯が衰えない。

どこまでも丁寧に音質を考えているし、
それを実践しています。

正確な間の取り方・・・・

それでいて、うつくしい表現・・・・

そういうことは・・・・なかなか・・・・すごい演奏家・・・・
と言われる方でもできるものではない。

積み重ねてきた努力と才能と本番での集中力。

やっぱり、すごい!!

感動しました。

速攻メールしましたよ!!

そして・・・・・いつも謙虚な返しの慎くんでありました(^^)

仲間の活躍や演奏ほど自分にとって励みとなり刺激となるものはありません。

ちょっと出始めている螺鈿隊20周年ライブの話・・・・

年内の実現にむけて・・・・

がんばりたい!!

三下り。

昨夜の一恵先生レッスン、ぬあんと慎くんと鉢合わせでした(^^)。

今日、見ていただいたお三味線の曲、
おそらく高校生の頃、
母親に「今度の発表会で弾いてもらうからね〜〜〜」と渡された楽譜。

でも、結局、出ないか弾かないかで終わってしまって、
楽譜がマッサラなままで、ずっと棚にあって、気になっていた楽譜。

調弦が三下りということもあり、練習したいな・・・・と思ってレッスンへ。

一恵先生、「わ〜〜これ、芸大の時に弾いて以来かもしれないわ〜!」と。

「宮城先生の曲、こういった感じの曲もほんと、あらためて弾いてみると、
すごくいい曲なのよね〜〜〜」と。

かれこれ50年ぶり以上のはずなのですが、
先生・・・・なんで、歌も手もしっかり覚えてらっしゃるのだろ。

どれほど芸大時代に鍛えあげられたのか・・・・・
と伝わってきます。

さて、受けた曲は「軒の雫」という宮城道雄作曲の歌物なのですが、
なんとyoutubeに音源がありまして、箏はなんと、なんと忠夫先生ではありませんか〜〜!!

かつてラジオで流れたようです。
そのことを一恵先生にお伝えしましたら、

「え〜〜〜〜〜〜ほんと〜〜?!!記憶がないわ〜〜〜!!」と大変驚かれていました。

それが→こちら

それにしても、一恵先生の三絃の音はやわらかくどこまでも響く。

私は、かった〜〜〜いい!

でまた撃沈ですが・・めげずにがんばります(*´∀`)

次男は「千鳥の曲」でレッスン。

千鳥の曲を中学校2年生以来、
弾いたり、やめたり、弾いたり、やめたり、4年ごし?

未だ資格試験受けられず・・・。

どんだけ熟成させるつもりでしょう?笑。

先生も笑ってらっしゃいました^^;。

中2の頃は、まだ声変わり前だったので、
裏声はところどころしか使っていなかったけど、
今となっては、後歌はほぼ「裏声」?のような感じでうたっています。

先生

「こういう曲はなかなか普段聞けるものではないから、今度、高校で、この曲弾いてみなさいよ〜〜」

とおはなしなさっていました。

近々の音楽の時間に
沢井比河流先生の「射影」を演奏するそうですが、
ちょこっと千鳥もやってみるというのも、すごくいいかもしれないな〜〜〜

一恵先生のアイディアにはいつも、ハッ!!とします。

次男は・・・・長男、三男とくらべて・・・姿勢だけはいい・・・・笑。

石若駿くん。

普段はもちろん買うことのないこちらの雑誌なのですが・・・・

ドラマーの石若駿くんの記事が載っているということで
本屋さんに走りました!!

というか・・・長男が本屋に行くというので、買ってきてもらいました(*´∀`)

記事を読んで、
今、若手のドラマーで最も注目を浴びている彼のすごさ・・・

只者ではないとは知っていたのですが、
ほんとに只者ではない・・・・。

そして、10年前から、一緒に活動している「BOys」のことについてもありました。

ベースの金澤さんと、ピアノの石井さんの写真も。

3人の特別な関係・・・・・

ほぼ何も前情報、事前の知識なしに
ご一緒させていただいた昨年春のお寺での即興演奏・・・・

その後のライブ・・・・・・

身震いするというのは・・・このことだろうか・・・・

もし知っていたら・・・・・・もしかしたら、プレッシャーすぎて、
ご一緒させていただくのをやめてしまっていたかもしれない・・・。

は〜〜〜〜。

それなのに、そういうすごい人なんだ〜〜〜〜という雰囲気を見せない日常の3人の人間力・・・・。
(演奏は・・・・もちろん、見せようとしなくても、見えますが・・・・(*´∀`))

教室にもおいておきますので、
ご興味ございましたら、
ぜひお読みいただけたらと思います。

さて、こちらには、「録りおろしハイレゾ音源」がついていました!!

ぬあんと、Boysのライブ音源、3曲分が入っているんす。

は〜〜〜〜〜。

幸せ♡

だめだ・・・ため息ばっかりついてしまう・・・・(*´∀`)。

糸と糸♬

中野スウィートレインでのライブ!

沢井のお仲間、マクイーン時田深山さんと、
コントラバスの田嶋真佐雄さんのデュオライブに行ってきました。

前回のライブも行きたいと思っていたのですが
どうしても伺えず・・・

今回、やっと行けました!!

こちらのデュオでは深山ちゃんは、17弦に徹した演奏をします。

つまり、和の低音と洋の低音での音楽。

低音同士という意味では仲間ですが、
和楽器・洋楽器という大きな違いの二つの楽器が織り成す音楽・・・・

非常に楽しみでした。

1stステージは

35分間エンドレスの完全即興。

一番聞いてみたかったものなので、ほんとに嬉しかった!!

35分は聞く側でもあっという間でした。
きっと演奏している側はもっとあっという間だったと思います。

17弦とコントラバスの音は、厚みがあり、やわらかくて、太い・・・・・
という点では共通しているのですが、
音色そのものは確実に違うし、
響き方も違うし、
響く長さも違うし、
もちろん、奏法も違うので、
それぞれの個性をめいっぱい味わうことができました。

相手の音を聞いて、聞くだけではなくて、相手がつくろうとしている音世界を
感じて、そこに自分の音を重ねていく・・・・

そこから、二人の世界がひろがり・・・・

音はふと消えたかと思うと、またうねりだして・・・・
空を舞ったり・・・・・・地を這ったり・・・・

海の中にいるような、
森の中にいるような、

自然の豊かさとか、神秘を感じられるような、

とっても気持ちの良い時間でした。

そして、2ndステージ、

ここでは、お二人のオリジナル作品、
そして、三番叟という歌舞伎、能、狂言のジャンルでの有名な演目。

私は詳しくありませんので・・・・
以下、ネットで、ごくごく簡単な解説を参考までに(*´∀`)

「三番叟(さんばそう)は、日本の伝統芸能。
式三番(能の翁)で、翁の舞に続いて舞う役、あるいはその舞事。能楽では狂言役者が演ずる。」

「三番叟の舞は、揉ノ段と鈴ノ段に分かれる。
前半の揉ノ段は、面を付けず、足拍子を力強く踏み、軽快・活発に舞う。
後半の鈴ノ段は、黒式尉を付け、鈴を振りながら、荘重かつ飄逸に舞う。」

いわゆる古典芸能なので、
箏の古典にも通じる旋律や展開も詰まっていまして、
曲としても非常に興味深かったですし、
深山さんと、 さんの演奏は、伝統的な雰囲気と斬新な表現で、
とっても不思議な雰囲気をつくりあげていました。

すごくかっこよかった!

と同時に、17弦で、あの古典的な雰囲気を出せていることや
細かい手が弾ける・・・ということ・・・・おどろき。

さすが、深山ちゃん♡

そして、アンコール、斎藤徹さんの曲・・・・月の壺

徹さんの世界・・・・・・
久しぶりに聞く、徹さんの曲・・・・・
あ〜〜〜ほんとうに素敵な曲。

やっぱり徹さんてとんでもない人だ・・・涙。

あ〜〜〜徹さんのライブにも早く行きたい。

螺鈿隊にも曲をつくっていただいたり、
田中泯さんの踊りとのコラボでご一緒させていただいたり・・・・
ユーラシアンエコーズで演奏させていただいたり・・・・

お世話になるだけなりっぱなしです・・・・涙。

本当に本当に素晴らしい曲。

泣きそうになります・・・・あまりに美しくて・・・・涙。

そして、徹さんのお弟子さんである田嶋さん・・・・
徹さんの音楽を受け継いでらっしゃる情熱的な演奏・・・
コントラバスの、こういう音を聞きたい!!
あ〜〜この続々する流れを聞きたい・・・・・という欲求を叶えてくれる!!

それに深山ちゃんの
一恵先生からつながる17弦の迫力と豊かな表現・・・

徹さんの曲の素晴らしさを見事に伝えてくださいました。

あ〜〜〜〜、この曲、弾いてみたい!!

こころからそう思いました!!

次回は夏ごろに企画予定のようですよ!!

さて、こちらのライブハウス、お料理メニューも豊富なので、それも楽しみなのですが、
今回はこちら!!
お肉柔らかくて、おいしい〜〜。ボリュームもたっぷりでした!

それから、ベルリンからたまたまた来日中の沢井の方
(といっても、私は初対面なのですが、youtube等で、私の演奏を聞いてくださっていたそうで、)
とお会いできました。
彼女は、オランダで箏演奏活動なさっている沢井の後藤真紀子さんのお弟子さん。
もともと中国箏をなさっていたそうで、箏もメキメキ上達中のようです!

お会いできて嬉しかったです(^^)。

そして、教室の生徒さんにもまたまたお会いできました(^^)!!

そうそう、12月に、こちらのライブハウスで、金澤さん、石井さんとライブをさせていただいたのですが、
その時にうけとりそびれていた、スゴロクカレンダーをいただいちゃいました♡

嬉しい〜〜!!

家宝です!!

2月スタート♬

2018年、はやくも2月がスタートしました!

2月はとにかく充電できればな〜〜〜と(^^)。

いろんな意味で。

できるだけ、仲間や気になる方のライブ等にうかがいたいと思って、
予定を書きこんでみたら・・・・

ものすごい数になってしまった・・・・・。

とても全部は行けない・・・・。

週に1回位のペースで行けたら・・・・・すご〜〜〜く嬉しい・・・・。
さて、どうなるか・・・・。

一恵先生のお稽古も、受けたい曲がいろいろあるので、
そちらの練習やら・・・・

ライブのリハやら・・・・

なにより来月に控えた古典勉強会にむけて、お稽古もびっしり。

先月はお正月休みもあったり、
外での演奏やリハ等で、
お稽古できない日も複数あったので、
今月はできるだけ・・・・・
と思っていたら・・・・・

そして、しばらく待っていてくだった体験レッスンご希望の方も
数名お入れできたら・・・・・・

と思っていまして・・・・

さらに、2月は日数が少ないではありませんか〜〜〜!!
28日までしかないというのは、
実に少ないことを改めて実感中^^;。

だって・・・・あと3日あったら・・・・
レッスンも、最大・・・・30コマ近く入れられるわけです・・・・・。

月に3コマ入れたい方のご希望にも添えるのに・・・

この3日は大きいです。

ということで、
すでに空き時間が残り少なくなってきてしまいました(T_T)。

そうそう、ついに
夫氏初めてのサックス発表会もあります!!

これには、ちょっくら、応援(というより、興味津々、笑)で行ってこようと思います(^^)。

他の方達との交流も楽しみですし、
なによりハギー先生の生演奏を聞ける(はず!!(*´∀`*))と思うと、大興奮です!!

ハギー先生のライブにも昨年秋の
モーションブルー以来、行けてないし・・・涙。

発表会の場所は・・・ちょっと遠いですが・・・・

ハギー先生のためなら・・・・どこでも行きます!!

という夫氏&私・・・・・です(^^)

打ち上げ♡

新座の皆様と会場近くの中華料理屋さんで打ち上がりました!!

コンサートは16時位に終わりましたので、
その後、たっぷり5時間近く、わいわい♡

(あ、この日も、送り迎えは夫氏が・・・・笑。
私の出番は最後の方だったので、帰りは、娘たちと聞きがてら来てくれまして・・・・
終了後楽器を積んで、帰っていきました〜〜〜感謝!!)

どんな本番での打ち上げでもそうですが、
皆さんと、ぐっと仲良くなれるし、
皆さんの音楽に対する気持ちを垣間見たり、
悩みを出し合ったり、
今後、何かやろう〜!!と次のお話もできたり、

打ち上げ・・・・・って、本番での演奏とはまた別に
とっても有意義!!

もちろん・・・・・乾杯のビールが美味しい・・・・というのもありますが・・・・笑。

今回も、平野さんと山下さん以外の方とは初対面!!

本番中はなかなか交流する時間がないですが、
ゆっくり飲んだり食べたりしながら、それぞれの紹介をしていただいたりしているうちに、
皆さん、ほんとにお仕事があったり、おうちのことが忙しい中、
楽しそうに音楽を続けている・・・・ということに感銘を受けます!!

平野さんの音楽人生についても、
これまであまり知らなかったのですが、
小さい時からの経験等、教えていただいたり、
私の箏について、どう思ってくださっているのか・・・
ということも熱く語ってくださったり・・・・涙。

真由子さんは、作曲はしないの?
他の楽器もやるの?
歌もうたったりするの?

いろいろ質問もいただきました(^^)。

三絃や17弦のこと、地唄のこと・・・・いろいろお話しましたが、
平野さん、けっこう知識が深くて、驚きました!

そして、箏も、これまで、いろいろと聞いていたこともあるそうで、
私の演奏がそれまで聞いてきた箏とは違うんだよね〜〜〜
ということとか・・・
あれやこれや・・・・おはなししてくださり・・・・

箏は、和でちょっと珍しいし・・・・・・・
というだけでご一緒してくださったのでは
ないんだ〜〜〜〜と思うと、
ほんとにありがたかった・・・・涙。

洋だ、和だ・・・と意識しすぎていたのは、
自分の方だったのかもしれない・・・・。

駅まで車で送ってくださり・・・

そして、なんと、その後、(すでに22時近かったわけですが)、
男性チームは温泉に行くんだ〜〜と!!笑!!

しかも、そこから、1時間以上離れた温泉らしく!!

音楽だけではなくて、こうして、プライベートなお付き合いも
どこまでも楽しそうに一緒になさっていて・・・・
ほんと、家族以上の皆様の関係だ〜〜〜!!

そんな中に混ぜていただいて、ほんと幸せでした♡

私は、昔から、演奏家としては、まるで成立しないくらい、
他の音楽家の方とのご縁を作ったり、
ご縁を継続していくということに、
あまり欲を持てないでいました。

与えられたものをやったら・・・それで終わり・・・・

みたいな感じだったのかな・・・・。

そして、どこで演奏したいとか、活躍したいとか、
人前にどんどん出たい・・・・という気持ちも全然無くて・・・・

実は今も、そういう欲はほぼありません(*´∀`)。

でも、一緒に演奏したいな!
この人の音楽好きだ〜〜!
こんなに人間的に素敵な人とはまたご一緒したい〜〜!

と思う気持ちは、この数年、すご〜〜〜く上昇しています。

平野さんや、山下さん、新座のみなさまも、まさにそう!!

奇跡的なご縁・・・大事にしていきたい・・・心からそう思います。