大体年齢順にプログラムが進む子供コンサートなのですが、
今回は、三男がサッカーの大事な試合があるということで、
その前に演奏が終わるように順番の調整をお願いしていました。
なので中学生となった三男ですが、
三女のすぐあとに演奏させていただけることになったのでした。
なのに・・・・・
試合前日の練習で、試合時間が大幅に変更になったとのこと・・・・・
かなり早いスタートになってしまったため、どうにもこうにも、試合には行けないということになり、
結局ずっとコンサート会場にいた三男でした・・・・・・(*´∀`)
実行委員の方にはご迷惑だけおかけしてしまいました・・・・ほんとに申し訳ないです。
ということで、4人目は次女。
ほんとうに慌ただしい練習になってしまった次女。
数日前の記事にも書きましたが、
おそらく彼女にとって、後にも先にもないくらいの試練だったと思います。
本人はよくわかっていませんが・・・・・笑。
兄たちのころから、こんなに切羽詰った練習期間を味わった子は
いなかったと思います。
でも、それと同時に、こどもって
ものすごい能力があるもんなんだな〜〜って
再発見することもできました。
最後の一週間位は、ほんと、もう、これ以上は無理だな〜〜なんて、
日々をすごしていたのですが、やっと数日前に合奏までこぎつけて、
私が伴奏パートを弾いて合奏してみたのですが・・・・・・
次女の顔がすごくにやけている。
どうしたの?
ときいたら、
「がっそう、すごくたのしい!」とあふれんばかりの笑顔。
うわ〜〜こんなに大変な思いして練習してきて、
ほんとなら、もうやだ〜〜〜って言うのかな〜〜と思ったら
楽しい!という言葉がでてきて・・・・
いやはや、こんなに救われたことななかったかも・・・・
というくらい、ちょっと安心しました。
さて、前日の夜になって、
「お父さんも合奏に入ろうかな〜〜〜」なんて、
わきから、ちょこっと参加してきた夫氏。
この時、いやな予感がしました、わたし・・・・・・
不安的中・・・・(*´∀`)
本番、後からやってきた夫氏は片手に尺八。
無視するわけにもいかず・・・・
「もしかして、次女の曲に入るつもり?」
「はいってもいいのかな〜〜〜〜」
だめ・・・とはいえず・・・・・
「じゃ、入ってみる??今、アナウンスの人に伝えてくるから〜〜〜」
で、次女の出番の3曲前にアナウンスの係の方へ
プログラム変更を伝えに行きました、わたし・・・・・笑。
は〜〜〜〜〜〜〜。
子供コンサートで夫氏と演奏するのは、私ははじめてだわ・・・・。
子供の伴奏をしたのもかなり久しぶり。
ここ7,8年は子どもだけ出ていました。
長男と「鷹」を演奏して以来のような気がします。
でもな〜〜〜こんな機会もこれからありそうでないかもしれないし・・・・
楽しむのが一番!
次女は、若干、困った表情していましたが、笑、
「お父さんは、◯◯の隣じゃないから、気にならないとおもうから、大丈夫だよ!」
と安心させておきました、笑。
「うん、それなら、はいってもいいよ!」
と次女。
夫氏の立場って・・・・・・笑。
ということで・・・・・・
初段で危うい場面がありましたが、
なんとかかんとか終了。
次女は夫氏のことを全く気にせず弾いていました、笑。
(これが成功のもと・・・・・笑)
さて、次男、長男の演奏は
次女がお腹が痛いと言い出したり、
受付のお仕事があったので、
聞いていませんでした。
演奏終了後、様子を聞くと、
次男は、演奏そのものは、だいたいいつものかんじ・・・
三段小柱を一の弦に使っていたのですが、途中でそれが何度か外れたとのことでした。
数日前から、同じ柱で練習していたのですが、
やはり本番は力むのでしょう・・・・
さらなる予防が必要と思いました。
曲は「神仙調舞曲」。
この曲は1章で一をcに、さらに2章でbフラットに転調するので・・・・相当低くなります。
糸もゆるめになってないと一番小さな柱でも下がらず、
下がったとしても木に糸が触れてビ〜〜〜ンという音がなってしまたり・・・
そのため、基音をDにして弾くことがほとんどなのですが、
今回はあえて、基本を曲のタイトル通りの神仙(C)という音にしました。
でも柱がそれだけ外れたことを考えるとやっぱりDにしておけばよかったな〜〜〜と反省。
でも、これも良い勉強でした!!
さて、長男は忠夫先生の「楽」
涙出るほど美しい曲です。
私自身、全然弾けません。
いつか人前で弾けるようになりたいと思う曲のダントツ一位かもしれません。
過去に何度かお稽古はつけていただいていますが、
とてもとても弾けたという実感は無くて・・・・
テクニックもさることながら、
表現力の豊かさ次第でいかようにもなってしまう。
曲はどんな曲でもそうではあるのですが、
忠夫先生の曲は、本当にそういう曲が多くて、
でも、だからこそ、いくら練習しても、ある程度弾けるようになっても、
いくらでも弾いてもっともっとよりよい表現にしていきたいと思えるのです。
そういった曲に一曲に挑戦した長男。
これまでも、
鳥のようにや、蘇る五つの歌、翔き、小さな春・・・・・
難しい独奏曲はいくつかコンクールやコンサートで弾いてきましたが、
彼にとってこの「楽」という曲は
信じられないくらい弾きにくいようで、
正直なところ、これまで弾いた曲以上に時間は(期間)はかけていたのですが、
弾けた感じ、弾けるかんじ、弾いた感じが全くないまま本番を迎えてしまったようです。
ただ、このコンサートにむけて選曲を一恵先生に相談させていただいたときに、
得意な曲、すぐ弾ける曲を選ぶか・・・・
苦しんでいる曲を選んであえて、研究しつづける、苦しみ続けて・・・そういう曲にするか・・・・
という選択肢がある中で、後者を選んだ長男。そして、一恵先生も私もそれがいい!と思いは一致。
結果がどうであれ、
そういう結果を受け入れる力も今後いろんな場面ででてくる。
ギリギリまで研究、工夫しつづけることで、思いがけない発見、方法が見つかるかもしれない・・・・
最終的にはやっぱり、大変なことになったわけですが、
後悔なく、子どもコンサートを卒業できたな〜〜〜と
妙に清々しい長男・・・・そして私なのでありました。
演奏の様子は聞いていませんが、
終わったあと、廊下でうなだれて(見えた)いる様子をみて、わかりました。
ということで、声はかけずに・・・・・
家にかえって、一人5階へ・・・・・
勉強してるんだな〜〜と思って、2時間後様子を見に行くと・・・
箏の練習中。
「やっぱり一から練習しなおさないとな〜〜〜〜」
ととある曲をすごくゆっくりしたテンポでじっくり弾いていました。
「明日はこの曲でレッスン受けるわ〜」と
翌日の一恵先生レッスンへむけての気持ちに切り替わっていたようです。
なんというか・・・・・
音楽って・・・・すごいな〜〜〜〜〜。
つづく・・・・・