押し手・・・・・・
箏の演奏上、欠かせない技術でありますが、
ほんとに奥が深いものと・・・・・。
私程度の演奏者ですら押し手ひとつとって、かんがえること、こだわることは多くて、
それを生徒さんにお伝えしたり、相談したり、改善したり・・・・・
と吟味していると、ほんとうにあっという間に1時間、2時間・・・・・
昨日も、押し手について、いろいろ試したり、
説明したりしていたら、どんどんレッスン時間がすぎていく〜〜〜
みたいなかんじでした。
(実に濃くて、楽しい時間でもありました・・・・生徒さんにとっては・・・・ちょっとシンドかったかも・・・・・^^;)
で・・・・最終的には耳が良くないと、押し手で良い音をつくるのは難しい
・・・ということに落ち着くのですが。
(あっ・・・・ここで、「自分は耳がよくないから、押し手はマスターできないわ〜〜〜〜」とならないでくださいね!!
続きがありますので・・・・(*´∀`))
押し方やら、押す強さやら、とか・・・・・
瞬発力やら筋力やら、はたまた柔軟性・・・・・つまりバランスのこととか・・・・
(押すタイミング、押すスピード、離すタイミング、離すスピードや、押す場所も大事ですし、ほんと気をつけるべきポイントはたくさんあります。
楽器が違えば感覚も違うし・・・・じゃ〜〜〜どうすればいいの〜〜〜〜〜となりますよね・・・・・ほんと、そうです。大変なことです)
そういった技術的なことをまずは、鍛えていくわけですが、
(経験者の方でレッスンに見える方は、まず、押し方そのものが効率的に出来ていない場合が非常に多いですので、
それを改善するだけでも、かなり上達はしますが)
ある程度、的確にできるようになったあとは・・・・
(的確にできるようになる・・・・・というのも、かなり大変なことですし、
もちろん、私はまだまだできていません)
やっぱり耳・・・・。
どうしてもそこに落ち着いてしまいます。
耳そのものが良いとか
音感が良いとか・・・
もちろんそれに越したことはないですが、
そんな人は滅多にいませんし・・・・・
個人差もあったりするし、
経験とも関係してくるので、
(生まれ持って耳がいいという人がいたら、
・・・・・それはラッキーですね〜〜〜〜位に思っておくくらいじゃないと、
私のような人は音楽できませんから・・・・・(*´∀`*))
まずは、つくりたい音を自分なりに、
しっかりイメージできるかどうか、
そして、自分のだした音がそのイメージにあっているか判断できるかどうか・・・・・・・・
(正確には、だしてから判断してはもう遅いので、笑、また、そこは深いというか、別の話になってきますが・・・・)
判断できる能力も大事ではありますが・・・・
それも上には上がいる・・・・きりがない・・・・ということでありますので、
どこまでも正確に・・・・という高すぎる目標はあまり立てなくてもいいような気もします・・・・・・。
ある程度正確な音程・・・・までくると、
あとは好みにもよってくる部分も多いので、
あ〜〜〜この音は、ちょっと低め(あくまでも、ほんのほんのほんのちょっとです・・・笑。半音とか低めではもともこもありません、笑)
が自分は気持ちがいいわ〜〜〜〜。
それならそれでいいと思います。
(合奏となるとそうも言ってられませんが)
でも自分勝手でいいのかというと、もちろんそうではないので、
人に聞いていただくのであれば、きっと、ここをきも〜〜〜〜ち低めにすると、
お客様にも心地良くかんじるだろうな〜〜〜という「思いやり」は大事ですよね(*´∀`)。
話がそれてきましたが・・・・
結局、曲そのものがしっかり体にはいっていないといけないわけですが、
たとえ、「あまり音感がよくないわ〜〜〜〜」と、自分で自分のことを思っている方でも
(私もそのひとり・・・・(^_^;))
曲が体になんじでくれば、出すべき音のイメージはもてるようになるので、
良い押し手の音をつくることは、可能であると思います。
判断する力については、これは、とにかく数こなすことも大事だと思います。
最初はあってるかどうかわからなくても、
いろいろ試していくうちに、ちょっとづつ判断できるようになってもきたりするので。
(調弦とをる練習をしている生徒さんとみていると、特にそれを感じます。
最初は、正しい音よりも、今鳴っている音が低いのか高いのかわからず・・・・・
柱を右にうごかすべきか、左に動かすべきかまったくわからない・・・・
でも、半年、一年とつづけていくと、とりあえずは、右へいくべきか、左へいくべきか、自然に反応できています)
たとえ、自分はスムーズに押せる、強く押せる・・・と自信をもって押していたとしても、
目的とする音がイメージできてなければ、いくらやっても
良い(正しい)押し手の音にはならない。
そして、たとえイメージできていたとしても、
演奏しているときに、外のことに気がいっていれば、(つまり、余裕がなければ)
自分の押し手の音程を聞いているつもりでも、
半分くらいの意識しかいっていないこともあります。
(正しく押せてるだろうと思い込んでしまっている場合が一番怖いかもしれません。
これはまさに私が陥りがちなケース。録音したものを聞いて、時々唖然とします。
正確に押してたつもりなのに・・・・・とある押し手の音が、なぜか全部低め・・・・・とか・・・・ほんとびっくりですよ〜〜
私ってこんなにひどいのね・・・・・・人に教えてる場合じゃないわ〜〜〜〜となります)
ということで、このところ自分が練習している曲は
押し手おおかったり、後押しが多かったりなので、
すごく気になっている・・・・
という
なんでもない記事でした・・・・笑。