レコーディング・NHK・8kスーパーハイビジョン番組

夜10時から約2時間、

NHKのスタジオにてとあるドキュメンタリー番組のレコーディングでした。

17弦と13弦。

待ち時間に必死に楽譜確認&指使い確認〜〜。
というのも、その場で楽譜をいただきまして、
超高速で調弦を決めて、
五線譜に箏の音を記入して・・・・・
軽く、廊下で音を出してみて・・・・・

すぐに録音突入〜〜〜!!

こんなに鍛えられる環境・・・・
これまでにない緊張感と恐怖と・・・・
実力不足といろんなものをいっきにかんじましたが、
なんとかやり遂げた時の充実感もなんだかこれまでと違ったどくどく感じでありました。

普通であれば、要領悪い私は、
はやめに準備にとりかかり、なるべく練習時間をつくって・・・・

というタイプなのですが、

今回ばかりはそうもいかなかない。

我ながら、ものすごい集中力で
30分ほどで、5枚位の楽譜をおこして・・・
(調弦を決めるところから入るので・・・・焦る焦る・・・・)

30分位かるく音を出して指遣いを確認・・・・

ノーミスで弾く自信なんてないまま、スタジオ入り!!

まさに、
かじばのくそぢから・・・・ってこういうことを言うのだろう。

一番心配だった17弦の曲が
ほぼ一発でOK。

時間時間ですし、
収録できる時間は2時間と限られていたので、
音楽担当の方も、
あまりに細かい要望は出せなかったと思いますし、
私自身、もっとああしたい、こうしたい・・・・という気持ちはありつつ、
イヤホンからながれてくるクリック(メトロノームのようなテンポをしらせてくれる音)や、他の楽器の音
に合わせてノーミスで自分の音を入れるのに精一杯でございます。

17弦が終わると、ちょっと安心。

箏は、そんなに難しいものでなければ、
初見でもある程度弾ける自信はあるので(と・・・たまに強がってみます・・・・笑)
ちょっとリラックスして・・・・・・

と油断していたら、けっこう大変でした・・・・笑。

けっこうリズムがややこしいところがいくつかあって、
ついつい自分流に、帳尻合わせてしまがちな悪い癖が出そうになって、
それを修正するのに、かなりの集中力を要しました。

事前に準備ができない辛さ・・・・

(準備ができないというのとは、ちょっと違いますね・・・・・・・・・
これまでやってきたこと、それも長い長い準備期間といえば準備期間。
今持っている実力をもろに試される現場というか・・・・)

泣きそうになりましたが・・・・

ほんとに良い経験でした!!
とっても貴重な経験させていただきました。

さて、これはとあるドキュメンタリー番組のなかで使われるBGMの音楽の収録だったのですが、

NHKが試験的にすすめている8kスーパーハイビジョンという規格の番組。
とにかく高性能の画質や音質・・・というのがわかりやすいのかもしれないのですが。
(自分もよくわかっていないので、ご興味あるかたはネットなどでしらべてください・・・・笑。)

現時点では一般のテレビでみることはできないようで、
NHKの決めれらた施設(シアター)でしか見ることができないようです。

場合によっては再放送でBSで放送されることもあるそうなのですが。
東京オリンピックの頃をめどに、一般でも見れるように、準備をすすめているそうですが・・・

はたして、私自身もみれないのかもしれないですが・・・・。

どんなかんじに完成しているのか・・・・・気になります。
番組そのものも、音楽も!!

いずれにしても、楽譜をみて、音をちょっとだしてみて、
さらにスタジオに入って、イヤホンから流れるくる音楽を聞いた瞬間に
今回お世話になった音楽担当の作曲者の方の(以前も数回ご一緒させていただいています)
すばらしい音楽の世界が広がり・・・・・すごく幸せな気持ちになったのでした。

ずっと聞いていたい気持ちになりましたが、
そうも言っていられないので、自分は演奏しましたが・・・^^;。

さて、夫氏・・・・今回も運搬を手伝ってくれました。

自分でもできるはできるけど・・・・笑。

待ち時間には会社でちょっと仕事しようかな〜〜〜とか言っていたのですが、
あまりにも私が血相変えて楽譜とにらめっこしている様子をみて、
気の毒に思ったのか、心配になったのか、
あるいは、なんだか、収録に興味があったのか・・・・
真相はわかりませんが、
結局ずっとロビーで待っていたのでした。

ありがたいといえば・・・ありがたい・・・・か・・・・笑。

お世話になった皆様本当にありがとうございます!

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