?八千代獅子
今回は低調子の曲が多かった〜!
こちらもそう。
手事部分では、ふんだんに六や四の押手(しかも強押し)がやってくる。
かと思うと、すぐあとに巾を弾く・・・・みたいな!
かなりアクロバティックな動きを必要とされますから、こういう曲を弾くと、
箏って全然優雅じゃないわ・・・・
むしろ体育会系じゃん・・・・という印象を持たれる場合も・・・・。
そうなんです。
箏は体育会系なんです、笑。
一見優雅に見えて・・・・・けっこうパワー使いますし、機敏な動きも必要となってきます。
全身使って・・・・・脳もフル回転。
この曲、歌部分はあまり長くはないですが、
「アタリ」(という歌の節回し)についても、いよいよ丁寧に練習していく曲。
歌も手も課題満載。
手事の最初にでてくる、六の強押し弱押しのきりかえは、かなり耳を集中させて、指先の神経集中させないと
気持ちの良いフレーズになりません。
今回、これ、けっこう頑張ってくださってました!
お三味線の方達も早いテンポになんとかくらいついて、弾ききってくださり、ノリの良い八千代獅子となりました。
速さをコントロールするという点では、六段同様、もうすこし落ち着けると良いかな・・・というのがありますが、
やはり、初対面、初合奏でここまで揃えたというのは素晴らしいことだな〜〜〜と。
はやり華やかで元気になる曲だ〜!
?黒髪
こちらも低調子!八千代獅子とはまったく違う雰囲気ですね。
どちらがお好みかは人それぞれ!
しっとり艶やかな曲でありながら、
やってることはアクロバティックだったりします〜。
箏2名、お三味線1名という少人数で頑張ってくださいました。
歌詞を読めば読むほど・・・・大人な曲でありまして、私なんぞ、その奥深さはまるで理解できていません、笑。
むしろ生徒さんたちの方が、歌詞を読み込み、自分なりに解釈してらっしゃる!
私なんぞ、小さな時(中学生とか)にこういった曲を弾いてしまっているので、
その時は歌詞の意味どころか、どんな言葉が使われているかも気にせず、
ただ、文字を羅列して歌っていたのだと思います。
(いくら中学生でもひどすぎる私・・・笑)
大人になってから、こういった曲の勉強をするという素敵さもすごくあるな〜〜って実感しています。
今回は男性の生徒さんも入り、歌もさらに、厚みがでまして、
3名それぞれの異なる雰囲気の声がほどよくマッチして、素敵な世界でした。
息がなんとも合っていましたし、難しいエンディングもきまりました!
三味線もお一人だったので、音色の美しさがひきたちますね〜。
そして、尺八のなんて美しいこと・?。
は〜〜〜〜ため息もでございます。
小湊先生って・・・・いったいなんなんでしょう〜〜〜〜笑。
(センスの塊にみえて仕方ない)
?難波獅子
こちらも低調子!
かつ声の音域低っ〜〜〜〜〜!
私なんぞ・・・・音域狭くて、高い音も出ないは低い音も出ないは・・・・・・で大変ですが、
今回こちらの曲に挑戦した生徒さんたち、けっこう低音でましてですね〜〜。
よく響いてましたです。
あ〜〜〜ハスキーな人が昔から羨ましいのです。その代表が一恵先生?
う〜〜む、こうなったらお酒で声を潰してみるしないか、
と本気で考えることもあるくらいです(^◇^;)
(あ・・・・一恵先生はお酒はお飲みになりませんよ(^◇^;)。もともとの素敵なうらやましいハスキーボイス?)
黒髪・八千代獅子・・・・とレッスンをすると、この難波獅子に入る場合も多いのですが、
ひじょう〜〜〜にとっかかりにくい曲です。
八千代獅子や黒髪に比べて、節が体に馴染みにくいのです。
おめでたい曲であるのですが、しぶい曲というか。なにせ曲の最初「君が代」の歌詞でスタートですよ。
そいうこともあってなのか、ないのかわかりませんが、
あまり舞台にあげることはない曲のように思います。
私自身ステージで弾いたとありませんし。
でも、今回あげてしまったという・・・・笑(笑ってる場合じゃないというわけですが・・・・)。
その試練に耐えてくださった箏お二人、そしてお三味線のお二人。
(お三味線のお一人はかつて芸大でこの曲を学んでらっしゃるので、もちろん余裕で弾いてくださったのですが)
いまさらですが・・・・曲が決まった時、文句も言わずに(笑)、快諾(?笑)してくださって、
ありがとうございました。
小湊先生もこの曲はあまり弾いたことはないようで(やはり芸大時代に演奏なさったりとかだったようです)、
確認のため、前日二人で合奏してみました。
そして、二人して
「ほえ〜〜〜こんな曲なんだね〜あらためてやってみると、なかなかいい曲だね!」と、笑。
いったい誰のための勉強会なんや〜〜みたいになってきましたが。
当日、想像以上に良い三曲合奏になっていました!!
ちょっと無理させすぎた三味線の方(身内・笑)は、相当大変そうでしたが、何食わぬ表情をキープするのが上手なので、
今回も(いつもかい〜〜笑)それでなんとか乗り切ってくれました、笑。
(楽譜を渡してから、たった1ヶ月だったので、そうとう焦って練習していたようです。
その分、この1ヶ月で相当力ついたはず。
というのも、身内に関してはメンバーが足りない曲に入っていただくという形が多いので、
いつも間際になって、楽譜を渡す習慣になっております。身内の辛さ・・・・笑
長男にいたっては、3日前に伝えたり(^◇^;))。
だんだん曲紹介が長くなってきた・・・・脱線しすぎてる。
つづく。