先日レコーディングに参加させていただいた番組の試写会へ。
オケ・ピアノ・歌・琵琶・箏。
NHK。8K。
一般のテレビで見れる時は来るかな。
日本画家、伊藤若冲と彼の作品を見出したジョープライス氏のドキュメント。
「千載具眼の徒を待つ」
(千年後に自分の絵を理解してくれる人が現れるのを待つ)
すごいな。
音楽は作曲家大曽根さんの全てオリジナル。
ゆっくりと映し出される、伊藤若冲の作品は
8kという規格の画面により、
どこまでも繊細でどこまでもリアルな描写が
克明に映し出される。
そこに大曽根さんの壮大で神秘的な音楽が見事に
融合する!!
臨場感がはんぱない!
テーマとして何度か流れて来た曲は
一度聞くと心にのこる、非常に美しくて印象的なメロディー。
そのような作品の音の一部を担当させていただき、
改めて大変な経験をさせていただいたことに感激しました。
試写会のお誘いがあったとき、
きっと自分は緊張して音楽ばかりに気持ちが行って
(あ〜〜〜ここで、こう箏の音が入ってるんだ〜〜とか
自分の音はどんな感じに聞こえるんだろう〜〜とか)
映像や番組そのものの流れとかはじっくり見れないで終わってしまうのではないか・・・
と思っていたのですが
無用な心配でした。
番組スタートした途端に、
自分の音楽がどう、箏の音がどう・・・・というのは
なぜか頭から離れていて
気づくと映像や番組そのものにどっぶりのめりこんでいたのでした。
で・・・
ふと、あ!!そういえば、今、箏だ〜!!
みたいな、笑。
こんなかんじに箏の音が活かされるだな〜〜。
箏と琵琶以外は
洋楽器での音楽。
その中で、和楽器が持つ特徴や役割というものは
なんだろう・・・と考えることは多々ありますが、
今回の音楽を聞くことで、あ〜〜
こういうことなのかな〜〜〜とちょこっとだけですが、
その意味をみつけられたような気もしました。
やはり洋楽器のそれとは確実に違うんだな〜〜。
目指していく音作りに、
もっともっと貪欲にならないと!
という気持ちにもなりました。
琵琶のさくらさんとも久々にお会いできて、
楽しかった〜!!
やはり彼女のパワーはすごい?
もう一度じっくりみたい!!