4月21日、「春の宵〜色のある音・音のある花」が終了しました。
目黒区の蟠竜寺。
緑溢れ、穏やかな空気のながれる美しくなんとも心地よい空間。
そちらの素晴らしい本堂で、
花生け・尺八・箏のライブをさせていただきました。
昨年4月に長昌寺での即興ライブ「九音」で初めてご一緒した華道家の加藤ひろえさん、
そして、長い付き合いではありますが
演奏はまだ数回しかご一緒したことのない尺八キング!!の岩田卓也君。
お二人のすばらしい感性に導かれ、
私も箏の音をなんとか作り出しましたが
・・・本当に難しい・・・
何もかもが難しい・・・・課題がみつかったというレベルではなくて、
全てが課題・・・・
今回も必死でした!
それでも、とても濃厚で
実に楽しい時間でありました。
楽しかったのはやはり
お客様との一体感を強く感じることができたからもしれません。
とても興味深そうに、アンテナを張り巡らして
お花にも音にも気持ちを向けてくださっていたご様子が伝わって来まして、
本当に嬉しい感覚でした。
前半は古典的な雰囲気の選曲、演奏。
それに寄り添う柔らかく優雅な花生け。
後半は現代的なイメージでの演奏。
動作もお花選びも出来上がった作品もダイナミックで情熱的で・・・・!
曲選びも曲と曲との繋ぎ方も
非常〜〜に頭を悩ませた日々でした。
最終的に曲順が決まったのは当日!!
やる曲が全て決定したのは1週間前。
短いカットバージョンもいれると私は8曲演奏したのですが、
そのうち数曲は1週間前まで悩みに悩んで決まりました。
こういったライブだと、ほぼ全て即興・・・・という可能性もあるので、
その線も考えて見たのですが、
いや・・・・今回はなんか違う・・・・
曲もしっかり入れて行きたい・・・
と思っていました。
前半を例えば箏にして
後半を17弦にしようか・・・・
いや、その逆がいいか・・・
いや、楽器にはこだわらなくていいか・・・・
じゃ、前半は即興オンリー
後半は曲がいいかも・・・
いやその逆?
調弦を優先して、
調弦が楽にできるように曲順を考えようか・・・・
いろんなパターンを考えました。
でも、数日前になって、
調弦にこだわらず、楽器にもこだわらず、
前半は古典的な雰囲気・・・
後半は現代的なかんじ・・・
なんとなくそれがストンときたのでした。
本当はもっと早くに曲の内容や流れを加藤さんに伝えておいてあげたかったのだけど、
なかなか時間がかかってしまって、申し訳なかったです。
でも、彼女
「その場のインスピレーションが大事だから、
即興が醍醐味だから全然大丈夫です!!」
という心強い反応。
これで、なんだか、いっきに
あ〜〜〜〜ほんと自由にやってしまっていいんだ〜〜〜と
気持ちが楽に!!
ジャンルの異なる方と一緒に何かをつくりあげるというのは、
方法も目指して行くものも、
まだまだ自分にとって、
あまりにあいまいで手探りなのですが、
今回の経験で何かこれまでになかった感覚が生まれたように思いました。
お寺の副住職の吉田さんには、
事前の打ち合わせ、広報、会場作り、片付けと、お世話になるばかりでした。
素敵な法話をお聞かせくださり、
お寺でこういったライブを行う意味
・・・というものを深く考えることができました。
満席のお客様!!!
お忙しい中いらしてくださり、
本当にありがとうございました!!
お客様の息遣いもこちらに届くようでした?
教室の生徒さんには受付やドリンクサービスのお手伝い、
そして、楽器の片付け等のお手伝いもしてくださり、
なんて・・・・頼り甲斐のある生徒さんたち・・・・?
今回初めて私の本番を見に来てくださった生徒さんも複数いらっしゃいました。
お友達といらしてくださったり、
お子様といらしてくださったりと
あ〜〜〜あたたかい皆様に囲まれている〜〜〜という気持ちも
音作りに確実に影響があったと思います。
さて、このところ、続いていた本番がひと段落。
ちょっとホッと。
次は公開できるものは大塚グレコでの5月29日のジャズライブです!
そして、6月19日には柏にあるライブハウスでのジャズライブがきまりました。
近々ブログでもご案内予定です。
いろいろなものを吸収して
前回のジャズライブの時よりも、より充実した内容で
そして、もっともっと自由な演奏ができるように
気合い入れ直して頑張りたいと思います!!
さ〜〜ジャズ月間です?