ジャズのライブは半年ぶりでした。
回数でいうと今回は3回目。
その間、
何か自分は成長しているだろうか?と考えます。
ジャズ専門の方とやるわけですが、
私はもちろんジャズ専門ではありません。
かといって、では箏曲だけはそれらしく弾いて、
他はいつまでもおんぶに抱っこであっていいのかな・・・
そんなわけはなかろう・・・
かといって、ジャズ専門学校に行けるわけでもないし、
行ったとしても、箏にそのまま活かせるのか?
と言うとそんなこともないだろう・・・。
かといって、じゃ、
ジャズの知識は身につけず、感性とこれまでの箏曲の力で、
なんとか対応すれば良いのか。
そんなこともあるまい。
というか・・・そういう方法もあるかもしれないけど
私はそうはしたくない。
では、どこから手をつけたら良いのか、
この数年は悩みに悩みにまくり、
手当たり次第、本を買ったり、読んだり、
厚いジャズの楽譜集みたいなのを買い、
1日一曲、とりあえずキーボードでメロを弾いてみて、コードを抑えたり。
そして、左手でコードをおさえつつ、
右手でなんとなくアドリブ考えてみて・・・
それを箏に移動して試したり。
まるで体系づいた方法ではないし、効率も良くない・・・
ということは自分でもわかるけど、
やらないことには何も始まらない。
何度、同じコードが出て来ても、
迷って、都度、パソコン等で、確認したり・・・
もう、途方にくれることもあります。
普通の箏の本番が近いと、
ジャズから少し離れざるを得なくなる。
でも、また余裕が出ると、ジャズに戻る。
なんとなくそれをこの数年、
初めてジャズ演奏のお仕事いただいた時から続けている。
もともと、ジャズは、好きだし、なんとかして、
大好きなプレイヤーのみなさまと音楽したい!という気持ちが強いので、
続いているのだと思うけど・・・
さて、今回、
数年前に自分なりに必死に考えたアドリブのメモを振り返ってみた。
すると、なんて単純なリズム、驚くほとシンプルな旋律のメモが出て来た。
しかも1パターンか2パターンしか用意できていない!
当時はそれでも何時間も考えてメモして、
練習して、本番迎えてた!
箏はアドリブできないときはメロだけでも十分ですよ、
と言われてたけど、それってジャズじゃないじゃん・・・
負けず嫌いはこう言うとこで出るみたいです、私の場合。
無理やり、全ての曲でアドリブ入れさせてもらったのでした。(ひゃ〜〜〜頑固すぎる・・・笑)
今もアドリブの苦しさ難しさは相当なものですが、
最初に比べると、なんか少し光が見えて来た感じがありました。
全然自由自在ではないですが、
いちいち全てのコード確認しなくても大丈夫になってきました。
メロを右手で弾きつつも
コードを見ながら左手での和音を入れやすくなったり。
じわじわ、と基礎の力がついてるかもと思える瞬間が現れはじめました。
でも、これって、ジャズではほんの初歩の初歩!!!
先はかなり遠い・・・は〜〜〜〜。
リハをすると、あーまるでついていけてないわーと撃沈もしますし。
それでも、なんなんでしょうか・・・
石井さんも定村さんも、金澤さんも・・・
私を見捨てずに・・・・支えてくれる。
こんなありがたいことってあっていいのかな・・・・。
その気持ちに応えたいので、
次ご一緒するまでには、もうちょっと成長した姿を見せたい・・・と思うのですが・・・・
う〜〜む、先はそう長くないし・・・・(自分もそう若くないからという意味)
急がないとな・・・。
つづく。