先月は2回しかライブを聴きに行けなかった。
2回しか・・・なのか・・・・2回も・・・・なのか・・・
わからないけど・・・・
待ちに待った今月のライブは横浜のkamomeというライブハウスで行われた
石井彰さん率いる5名でのライブ。
ライブをいろいろ聴きにいくようになると
よく目にする、耳にするライブハウスが出てくるのですが、
その中でも特に気になっていた「kamome」。
いつか行きたい行きたいと思っていたのですが、
残念ながらもうすぐお店がなくなってしまうとのこと。
石井さんはこれまで、こちらで何度もライブをなさったそうなのですが、
今回最後のステージということで、とても貴重なライブ。
石井さんの思いがたくさん詰まった、非常に感慨深いライブでもありました。
メンバーは
定村史朗vn 石井智大vn 瀬尾高志b 芳垣安洋ds
そう、今回のメンバー
親子共演あり、師弟共演あり(定村さんは智大さんのジャズバイオリンの先生でもあります)!
そして、ベースの瀬尾さんは、過去に私もステージでご一緒させていただいた方。
それぞれにスーパーすごい演奏家なので
これを聴きにいかないなんて一生後悔する〜〜!!
ということで・・・
明日の三曲子供演奏会のリハの後、いそいそと横浜へ。
実はちょっと翌日起きれるか・・・・・等心配でもありましたが、笑。
Kamomeは、ラグジュアリーな雰囲気とカジュアルな雰囲気がミックスされている
なんとも素敵な空間でした。
想像していたよりも広々としていて、
通りに面しているので、ステージ反対側は全面窓ごし!
密閉された空間というかんじではなく、開放感があって、
居心地とてもよい。
ポーランドのバイオリニストの曲〜
オリジナル曲〜
スタンダード〜
この5人だからこその、
圧倒的な技術と表現力が、ものすごい情熱とともに
会場中を興奮の渦に巻き込んでしまう。
あっという間の2ステージでした。
特に二人のバイオリニスストのソロ対決・・・のような場面は
師匠のオーラと貫禄とある種の余裕のような音の伸びや響で聞く人に「お〜〜〜さすが〜!!」と
感じさせてくれ、
若い智大さんがそれに負けずに堂々と、そしてチェレンジングな姿勢でグイグイ迫ってきて、でも確実に定村さんの一音一音そして、フレーズに都度感動しながら、うわ〜〜〜うちの師匠、半端ね〜〜!!
みたいなかんじで、さらに興奮が高まっている様子・・・・
なんという師弟演奏!!
そして、その様子をものすご〜〜〜くニヤニヤと、
それでいて、すご〜く嬉しそうに眺めながらピアノを弾く石井さん。
いや〜〜この余裕ぶり。自分の演奏をグイグイ出すのでは全くなくて、
全体をしっかりみながら、かんじながら、
ここで自分は何をすべきかをものすごく計算している。
演奏者でもあるけど、
確実に今回のプロデューサでもある石井さんの大きさに感動したのです。
ベースの瀬尾さん、
はじめて客席から演奏している様子をみました。
うわ〜〜〜こんなに個性的な演奏なさる方だったのか・・・。
ご一緒させていただいた時は、他にもベースの方達がいらして、
しかも箏は前で後ろは見えず・・・
全然様子がわかっていませんでした。
小柄な身体からど迫力の切れ味を伴う演奏。
ベースという、影で支えるっぽい位置付けでありつつ
ついつい目が耳がそちらに引っ張られてしまう存在感。
素敵でした。
久しぶりにお会いして、お話して!!
いや〜〜〜あまりに瀬尾さんがかわってなくてびっくりしました!
また何か一緒にやりましょうね〜〜〜!!と。
ほんと何かできたらいいな?
そして、今回初めて聞かせていただいたドラムの芳垣安洋さん。
選曲そして、今回のメンバー、今回の環境、
かなり熱く、激しい演奏が多かったので、
もちろんドラムも熱く、キレッキレで、迫力満載の演奏だったのですが、
ライブ後、よくご一緒している、石井さんのお弟子さんの福井さんによると、
彼の演奏はいつもとまるで雰囲気が違っていて驚いた!とのこと!!
いつもは、穏やかに、クールに・・・・・という演奏スタイルが多いそうなんです。
ひょえ〜〜〜〜そうなんだ・・・・
つまり状況によって、ここまで変えられるということなのか。
最高にかっこよかったです。
石井さん最後のkamomeでの演奏、聴きに行けて本当によかった!
たくさんのお客様、みなさま、大熱狂でした!!
そして・・・横浜の街はやっぱり美しいな?