お昼から大人の部。
ポピュラー曲合奏コーナーでは、
以前箏仲間ぴっくんに教えていただいた楽譜「もののけ姫」に挑戦。
弾いてみたいという方沢山。
30分交代で10名づつでの練習でした。
30分で一曲(ざっくりとではありますが)仕上げるという荒技もなんとかクリア!
最初一回通して、ちょこっと部分的に確認して、最後に一回通すという
とてもシンプルな工程ですが、一回めと最後の通し演奏では随分と違っていました。
最初の10名の皆様は、ラストの方の細かなリズム部分がくずれそうになるのが
見事正確になり、強弱が全体的にしっかりついていました。
後半の11名の皆様は、前半の方達の演奏を見学していたこともあり、
確認した部分等、それぞれが気をつけながら、最初から演奏できましたので、
曲想に重きをおいての短時間確認。
最後の通しでは、もののけ姫の綺麗なメロディー、やわらいかんじ、切ない感じを
だせていた感じ!!
たった30分でこんなに変化がでるもんだな〜〜〜〜
と初めての挑戦にも効果を感じました。
その後は、それぞれにいろんな曲。
トータル5時間の勉強会でした。
レッスン中の曲や、過去に弾いた曲の伴奏に挑戦等、
それぞれの課題に取り組みました。
ハプニングもいろいろありましたが、ほぼ私が招いたハプニングでした〜〜反省。
以前は「前の席は絶対絶対無理です〜」
「同じパート2名以上じゃないと無理です〜」
「合図出しなんて、とてもとても〜!」
という言葉がたくさん飛び交っていたのですが、
最近では「はい、わかりました!やります!」というセリフも増えてきて、なんと頼もしい。
(「無理です」と言ったところで、先生は聞いてくれないだろう、というのが実態らしいです、笑)
勉強会の意義というのは、
ただただ演奏を楽しむというのではなくて
大なり小なり、それぞれの方が課題に取り組み、
それを人前で弾くことで、何か一つでも発見する・・・
(日頃のレッスンや練習では自分の演奏について、よく考えているようでも
意外に、冷静にみれていないことも多いのですが、
他の方と演奏したり、人前で演奏をすると、
自分にとって難しい課題というのがあからさまに見えてくる。
(演奏の技術についても、または、緊張したときの自分の反応についても)
そして、同様に、得意とする部分、自信をもてる部分も、発見できたりする。
そんな点を一つでも多くみつけて、
これからの演奏へのヒントにしていく・・・・
それは、私にとっても同じで、
その方その方、今後、レッスンで気をつけていくべきポイントが
よりはっきりして、
レッスンを非常に効果的にすすめることができるのです。
当教室は、演奏家の育成を中心にしているわけでもなく、
コンクール等、目指している人はごく少数。
「趣味」としての習い事というのが基本スタイル。
(どうみても趣味をこえてきている熱心な方も増えてますが)
楽器演奏とは無縁だった方がとても多く、
五線譜は全く読めないし、音感やリズム感、自信ないのですが大丈夫でしょうか?
とスタートする方もすごく多い。
最近ではご年配の方で、認知症予防のためにきました!
という(半分冗談、半分本気)方も少なくありません。
じっくりじっくり教室の成長とともに、
それぞれの方がそれぞれのペースで力をつけてきた10年。
来年、10周年の発表会を迎えます。
学校、お仕事、ご家庭等、ありつつの生徒さん達。
生活の中で決して「箏」が締める割合は一番ではないはずなのに、
お稽古に通い続けてくれて、催しにも協力してくれるパワー。頭がさがります。
決して、演奏家のように完成度の高い合奏ができるとか、
バリバリ独奏する・・ということではないですが、
いずれ、そんなことが実現す日もくるような気もします!
継続は力なり。その方その方のここ数年の変化はすごいです。
なにより、一堂に会した時のパワーがすごい。
(演奏も、その他も、笑)。
親睦会も、お腹がよじれる程、頬の肉がいたくなるほど笑いましたが・・・・
中には、反省点をしっかりお話する方や、10周年にむけての気合いを話す方もいたり。
「あ、そうだ、今日は飲み会ではなく勉強会だった!」と、ふと我にかえったり!
また一つ、教室の歴史ができたのでした?