神奈川県秦野の中学校に学校公演に行ってきました。
大平光美さん率いる和楽器アンサンブルJapanメンバー。
箏、17弦、尺八、笙、胡弓、太鼓
という個性豊かな音色をお届けしました。
6名全員が揃うと、やっぱり楽しいな〜〜!
全8曲、てみさんのアレンジです。
民謡や唱歌、さくら、映画音楽、ポップス。
てみさんの手にかかると新しい世界観が生まれ、
すごくかっこいい!
各楽器の特徴、よさを見事に表現しているアレンジ。
私は17弦担当ですが、演奏していても楽しいしゾクゾクする。
きっとそれは子供達にダイレクトに伝わっていたと思う。
お世辞ではなくて、皆すごく真剣に、
そしてほんとに楽しそうに演奏を聞いていました。
先生方の食いつきぶりも、ものすごかったのが印象的でした。
体験コーナーも、すっごく盛り上がりました!
(ここは、太鼓の太郎さんが、とにかく子供達をのせるのがうまい!!)
私は、このところ、
実にいろいろなジャンルの曲を弾かせていただいておりますが、
いずれのジャンルも難しさが違います。
ポップスはポップスで
和音の位置や糸の飛び方にドキドキすることがあります。
手は細かくないのだけど、
本来の17弦用の曲に比べると(箏もそうですが)やはり、ひきにくい動きがおおい。
何度やっても、やはり、本番前何日かは、
かなり集中して練習します。
やはり同じところで、ミスしやすいのだ。
このように、とにかく有名な曲に特化して
プログラムをつくるというユニットというのは、
場合によっては・・・和楽器らしくない雰囲気になるのでは・・・
または、和楽器でそういった曲をやる意味はどこにあるのだろうか・・・・
という疑問も起きそうな気もしますすが、
そこは、和楽器ポップスの女王!!とも言うべき
てみさんの力のすごさ!
(もちろんメンバーそれぞれの力にもよりますが)
とにかく、とことん研究してらして(それもずっと長い期間)
各楽器の音色を良さを出して、
かっこよく、ドラマチックに曲が展開するように、
一曲を丁寧に作ってらっしゃる。
よくありがちな、ポップスを弾いているとなんか物足りない・・・
なんか・・・・ちょっとつまらない・・・・
なんか・・・あまりよくないなあ・・・・
みたいなことがないのです。
てみさんの楽譜はいろいろと公刊されていて、
教室のレッスンでも時々使用しています。
多くはソロや二重奏、時々三重奏。
ですが、このチームでは太鼓や、笙、胡弓も入り、さらに厚みがまします。
てみさんの箏は、ぐっと生徒たちを惹きつけますね。
表現の美しさはもちろんですが、
マイクを通して、どのように音量を調整したら綺麗か、
どう音色を整えるとかっこよく聞こえるか・・・
自分の演奏をいつも客観的に聴けている演奏。
ポップスのような曲を弾く時に大切なこと・・・・
それはやはり、経験の豊かさとセンスがものを言うなあとつくづく感じます。
普段古典や普通の箏の曲を中心に弾いている演奏家とは
全然違います。
よって、私はいつも、盗み見しております?!!
そしてそして、何と言っても、
尺八(大河内さんの)が絶品なのです。
17弦の役得で、いつも、すぐ隣で演奏させていただいているので、
息遣いから、音色の響き、震え、全てが聞こえてくる。
アドリブの部分での表現も最高にかっこよく、
尺八って・・・・・え・・・・
こんなにかっこいい楽器なの??
って、子供達、きっと感じてくれるでしょう。
久々に超早朝の移動でした。
学校で給食(カレー&カツでした!)をいただいたり、
なんとも清々しい1日でした。
往復の車の中でのメンバー同士の会話も楽しかった!!
帰りは、てみさんの運転で途中まで送っていただきました。
ひゃ〜〜〜〜自分で楽器をガシガシつんで、
高速を颯爽と走り、(サービスエリアで飲んだコーヒーの美味しさったら?)
道に迷うこともなく、目的地へ送りとどけてくれるてみさん・・・・
かっこよすぎる。
ほんとに強い人です。