レッスン、大学生の子泣かせてしまった。
話の流れで、なぜか私の過去もわりと洗いざらいお話し(失敗談、挫折談)。
最後には笑顔でおばかトーク。
たまにこうなる。
よく続けてくれてる。
小学校高学年位以上の子たちのお稽古、
時々本音で語る。
なんでこんなに本気になるんだ自分、と思う。
でも、本音で伝えたいと思わせてくれる子達は、
ある程度長く続いている方達であり、
もちろん、伸びてもらいたいと思う子達であり、
持っている力に、可能性がもっともっとある・・・・子達である。
(逆に、そうじゃない子・・・・というのはいないのですが・・・
誰でも可能性はあります。これは本当に)
他の子で、かれこれ10年近くならっている子、(子といってももうすっかり大きくなりましたが)
小学校6年生の頃、
わりと、厳しく、いろいろお話したことがありました。
(何か・・・・というのは、あまり箏の演奏とはあまり関係ないこと。
箏が上手い下手、で何かを語る・・・・ということはありません。)
涙ぐんでいました。
大人というのは、自分が習いたくて習っているし、
大事な時間、費用をかけて通っているので、
レッスンに対する思い・・・というのは、個人差はあるにせよ、
実は並々ならるものがあるわけです。
また、自分の感情というのは、押し隠すこともできる。
でも、子供というのは、もちろん習いたくて習っているだろうけど、
時に、親に言われるから・・・・とか、
演奏会にでるから、仕方なく・・・・とか、
そう思っても当然。
私だって、そうだったし。
お月謝払ってもらってる・・・・とか、
小学生の頃、気にするわけもないですし・・・・。
そして、これはもちろん、子供の良い部分でもあるのだけど、
機嫌が悪い時は、あまりにも、もろに表情にでてしまったり、
態度に出てしまうことも多々。
レッスンするようになり、
あ〜〜〜こんなにも子供というのは、
自分をあわらに出すものなんだ・・・
と最初のうちは、本当に驚きました。
うちにも子供は多いですが、
私の場合、子供をレッスンに連れて行くときは、
幼稚園時だろうと、小学校1年生だろうと、
事前にかなり言い聞かせる、
あるいは、ちょっとでもおかしな態度を先生の前でとったたら、
終了後、自宅でものすごく叱る。
というようなかんじでやっていたので、
先生の前で、すごく子供らしい振る舞いをする・・・
ということがほぼなかったのです。
今思うと、それもあまりよくなかったのかもしれないですが?
さて、子供の生徒さんたちも10歳すぎくらいでしょうか、
大人の言うことがちゃんとわかる年頃になった時期、
相手の気持ちもちゃんと気づかないとけない年齢になった時期、
目に余るときは、時間をかなりかけて
いろいろお話することがあります。
10年位教室を続けてきて、
これまで、そんな場面は5、6回位でしょうか。
また、時間半分で「今日のレッスンはもうやめましょう」と
レッスンを打ち切ったことも、何度かあります。
大人の方でも、
2回くらいは近いようなことがありました。
(不思議と、その方達とは、信頼関係が確実に強まっているのです。)
私が、こういうとき、ものすごく感心するのは、
どの子も、どの方も、
ものすごく、素直に聞いてくれる・・・・ということなのです。
もし、私が同じ事言われたら・・・・・
ぜったい・・・・むかつく!!!
2度とこんな教室行くもんか!!
と思うかもしれない・・・・・。
でも、そういった場面をご一緒した方達は、
誰1人やめていない。
時に本音で接することというのも、
時には大事なのかもしれない。
それぞれのエピソードを思い出すたびに感じます。