市川市へ。
ジャズギタリスト古市響平さんのユニット
「雲ノ陽エノ空」のライブへ。
全て古市さんのオリジナル曲というこのユニットのスタンス。
すばらしい世界観でした。
音色を、旋律を、とても大事に作曲そして演奏なさっている印象。
バリバリに超絶技巧を見せびらかすでもなく、
がつんと迫力を押し出すわけでもなく、
非常にキメが細かく、
考えぬいているというか(良い意味で)、
繊細で緻密な曲作り。
特に「願望」「久遠」そして、まだ名前がついていないという和風な曲が印象深く、
とてもいいな〜〜と思いました。
ドラムとベースのお二人も
古市さんのつくりたい世界をしっかり受け止めて
時に支え、時にリードしたりと、
絶妙な3人のバランス!
優しくて、神秘的な雰囲気。
この若さ(27歳位)でこんな世界が出せるとは。
ジャズの演奏
テクニックや完成度を見せつけるというのではなくて・・・
その人その人の持っている音楽性・・・アイディア、個性、センス・・・
そういったものをどこまで出せるか・・・
そして、たくさん経験し、いろんな人とセッションし、
どんどん磨きをかけていく。
(そうこうしているうちに、テクニックや完成度も上がってくるということなのだろう)
そういう要素が大きいんだな〜〜〜。
どういうスタンスでそのユニットを組んでいるのか、
活動をしているのか・・・
オリジナリティがはっきりしているユニットが多い。
売れるため・・・・ということではあまり無さそうである。
もちろん、自分がつくりたい世界観の音楽・・・
それが、人にも伝わり受け入れられ、かつ人気がでたら、
そんなに素晴らしいことはないだろう・・・。
古市さんとは、
4月の中牟礼さんと金澤英明さんのトークライブで初めてお会いしました。
名古屋から2年近く前に上京なさったそうです。
これから活動の場をひろげていく若手ギタリスト。
近々、リーダーライブをするので、
よろしければ・・・・と情報をいただいていました。
当日まで、予定が定まらずだったのですが、
直前になり、いけることになりました。
行ってほんとによかった!
本八幡にあるまだ新しいライブハウスは非常にきれいで、
音響がすばらしく、
そして、お料理も美味しかった!
グリーンカレー・・・・絶品でございました?
この日は、ミュージシャンの方が多数いらしていまして、
ボーカリストの方やベーシストの方等・・・。
私も紹介していただいたりと・・・
みなさん「え?箏ですか〜〜!」とびっくりなさっていましたが、笑。
石井さんと演奏したりしてる話になると、
へ〜〜〜〜すごい〜〜〜みたいな展開になって・・・・
彼ら(ジャズの世界)からすると(もちろん私にとってもですが)
石井さんて・・・・神様みたいなすごい方。
石井さん効果すごすぎて・・・
恐縮すぎるのですが・・・・?
さて、先日は、高田馬場のホットハウスへも行ったんです。
やはり若手ギタリスト光司戒能さんのライブへ。
お稽古があり、セカンドステージしか聞けませんでしたが、
堪能しました。
彼とは、先月、
石井智大さんのリーダーライブで初めてお会いしました。
今、もっとも輝いているといっても過言ではない、
ジャズギタリスト井上銘さんのお弟子さんなんです。
こうしてどんどんミュージシャンの輪が広がるわけですが、
行くかどうか判断するポイントは、興味が持てるかということが一番ですが、
いただいたCDの音楽がとっても素敵だったからということもありますし、
でもなにより、人間味のとてもあるみなさまだから・・・・というのが
大きいです。私の場合は。
そして、やっぱり演奏にもその人間性がでていて、
期待を裏切られない素晴らしい演奏なんです。
せっかくお会いしても・・・・あまり興味を持てない場合は
行きません・・・・?
ホットハウスでは光司さんは若手女性ギタリストの方とデュオでした。
かっこよかったというか、すごすぎて、言葉がでませんよ。
ほんとに。そして、キャラが超おもしろい!笑。
な、なんとバイオリニスト石井智大さんの飛び入り演奏もあったのです!
ちょうど前日がグレコライブだったので、翌日まさか、息子さんにお会いするとは!
二人でびっくりしました、笑。
智大さんて、すごくおもしろいんです。
いつも私に会うと
「父をよろしくお願いいたします」とか「父がお世話になってます」とか・・・
ありえません・・・。
一方的に私がお世話になっているだけなのに・・・笑。
すごくできた息子さんということであります。
智大さんとお話していると、
ところどころで、ほんとにお父様のことを尊敬なさっているんだな〜という
様子がみれて、なんて素敵な関係なのだろうと。
ところで、10年ぶりくらいに行ったホットハウスは、
ママがあいかわらず楽しくて豪快で!
客席は10席もない、とっても小さなライブハウスですが、
ミュージシャンにとっては伝説的なライブハウスとしても有名。
日々、一流のミュージシャンのライブが繰り広げられているんです。
以前は箏の竹澤悦子先生も時々ライブなさってました。
よく地唄三味線を演奏してくださってました。
「黒髪」とか、あとはオリジナルの歌の曲!
私は何度かそのライブを聞きにいっていたのです。
尺八の小湊さんが出たこともありましたよ。
その10年後に、
ジャズのライブを聞きに行く日がくるとは思ってもいませんでした。
自分の息子とあまり変わらない年齢の若い音楽家のみなさま。
すごい音楽性。
そして素晴らしい人柄。
若い方達から学ばせていただくこと多すぎる
4月には85歳の中牟礼さんのギターを、
そして、今回は若手のギターリストの演奏を。
いろんな刺激と衝撃をうけました。
明日から一週間がんばるぞい!