10月16日、神田楽道庵。「Fortis」ライブ終了。
確実に進化している・・・・と感じた夜。
それぞれの力うんぬんではなく、
3人でのぶつかりあい。
溶け込み具合・・・・というよりは、まだぶつかりあい・・・
というのが合っている言葉かもしれない。
全然守りに徹しない。
そういうのが、ものすごく好きです。
花 加藤ひろえ
尺八 岩田卓也
箏 小林真由子
沢山のお客様、ともにすごしてくださり、本当にありがとうございました。
「月」をテーマに熱く、激しく、静かに。
70分休憩無しの一本勝負!4曲と即興。
上弦の曲。真美夜。初めて尺八と合奏し人前で弾きました。ここまで長い年月かかりました。始まったばかり。これから、いろいろな場面で弾き、しっかりしたものにしていかないと!と強く思います。
卓也くんとの合奏は非常にアグレッシブ。
こちらが出た音に、どうとでも反応してくれる。
10年以上前、嵐の夜。「真美夜」を初めて聞いた。安珠美さんと卓也くんの演奏。すごい!
いつか・・・ずっと思い続け。
思い続けていれば叶うのかもしれないと思った夜。
どちらの曲も、ものすごく緊張したけれど、とても感慨深かった。
終盤、尺八と17弦の即興そして真美夜へ。その時、ひろえさんが、おもむろに仕上がった作品を分解。新たな作品を作り始めた。感性のおもむくままに、大胆に花、流木と格闘する姿のなんとたくましく美しいこと。
花。音は尺八と箏のみ。生音。
シンプルな組合せでどこまで世界がつくれるのか。
これもまた難しく、そして非常にやりがいのある課題です!