先日の映像、親子演奏の「ミッドナイトレイン」
いろいろな演奏を聞きにいらしてくださっている岸本さんから素敵なご感想が❗
演奏する立場では気づかないことや箏そのものの魅力にはっとします。
とってもありがたいです。
ご紹介させてください🌟(写真は演奏後の様子☺)
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「ミッドナイト・レインを聴いて〜演奏を聴いたときにすごくはっきりと情景が浮かんできました。その時、箏は自然の情景を表現するためにある楽器ではないかと思えるほど表現力のある楽器であると強く感じました。
雨や風、風に舞う桜の花、川や滝の流れやしぶき、風で揺れる木々や風で地面をカサコソ音を立てて転がる落ち葉、海のうねりや波・・きりがないですが。
僕は自然をどう表現するかについていつも考えていますが、言葉足らずな文や写真でしか表現できなくてもどかしい思いでいっぱいです。でも小林さんの演奏から大きな影響を受けていて、いつかいい表現ができるようになりたいなあと思っています。
トルストイが「芸術とは何か」という本の中で、芸術とは感情のコミュニケーションであると提唱して、「なんらかの外側へ向けた表示によってある人が意識的に自身の経験している感情を他者に伝え、その他者はそれらの感情に影響を与えられ、またそれらを体験する。芸術とは、これの中に存する人間の活動である」と書いています。芸術の定義についていろんな人が書いていますが、僕にはこのトルストイの言葉がとてもしっくりきます。
小林さんの演奏を聴いていると、まさに小林さんの感情を箏を通して体験しているような感覚になります・・・・・」
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音楽というのは、聞く側としても、実にいろいろな感じ方、楽しみ方があります。
メロディーを楽しむ。
リズムを楽しむ。
音色を楽しむ。
歌声を楽しむ。
仕草、息遣いを楽しむ。
楽器そのものの可能性を楽しむ。
メンバー同士のやりとりを楽しむ。
五感で楽しむ。
まだまだいろんな楽しみ方がある。
ですが、岸本さんのように
まっさらな気持ちで、純粋に音を感じると・・・・
自然界との共存という、
とても原始的で、でも、実はとても大事なこと・・・・
楽器にはそんな力があるのだ・・・・と、
箏という楽器にはそんな力があるということは
なんとなく思ってはいるのだけど、
こんなに具体的に表現してもらえると
そういう部分をもっともっと大事に活かしていきたい・・・
と強く思える。
嬉しいなあ・・・。