秋の資格審査にむけての録音。
丸々2時間、集中して頑張って録音しました!!
ほんとうに力がついたな〜〜と
後ろで聞いていて嬉しくなります。
まず、音がぜんぜん以前と違う。
そして、なにより真剣味が違う。
初めて録音にトライする生徒さんにとって、
まずは、どれくらい、一曲を録音することが
大変なのか、どれくらい緊張するのか、どれくらい力が出せるのか、
等、未知の世界であります。
レッスンで仕上げるのとも全然違う。
発表会で演奏するのとも全然違う。
先生や、お客様を前に演奏するのではなく、
ひたすら自分と向き合う。
そして、ゴールが定めにくいので、
どこまで練習したらよいのか、
どこまでとりなおししたらよいのか、
考えれば考えるほど、わからなくなってきたり。
練習そのものも、ある程度時間をかけて取り組むし、
ある程度、丁寧に録音もするわけです。
(ある程度・・・というのも人により違うけど。教室では2時間〜4時間が目安)
じゃあ、それを10時間、20時間、何日もかけて
教室で録音する・・・。
または半年、一年とその曲だけに取り組む・・・・
そうしたら、もっともっと良いものが取れるのか・・・
そういうこととも違うと思う。
もしかしたら、ミスがちょっと減るとか、
ちょっと抑揚がつくとか・・・・
何かしら進化はあると思うけど、
それだと、あまりにも、審査のための練習、審査のための録音・・・
になってしまう。
十分、しっかり取り組んできているわけなので、
その2時間〜4時間の中で、
とれるものを出す・・・・ということで、
私は十分じゃないかと思っています。
やっぱり、審査は、その後にむけての過程。
その気持は変わりません。
5年の経験で初級を受ける、10年の経験で初級を受ける。30年の経験で初級を受ける。
はたまた1年で受ける。
いろんな方がいます。
それぞれの、その時の実力を出すだけ。
それで良いのだと思います。
そして、たしかに言えるのは、
それに向けての取り組みで、
それまでとは確実に違った力がつき、たくましくなる。
そこが大きな収穫。